プロセス評価(期待される行動)と成果評価(個人目標達成度)の合計が評価です。評点計算式は、
(1)プロセス評価(ウェイト×評価決定数)+(2)成果評価(ウェイト×評価決定数)= 合計得点
前回はプロセス評価と成果評価の点差が1点だったのに、ランクが変わってしまう例をみました。XさんとYさんは看護師で、とてもがんばって5と4ばかりとりました。最終評価は、YさんはAランクでしたが、Xさんはたった1か所だけ1点低くて、評価はBランクになりました。
さて、職階が違うと同じ点数でもランクが変わる!?なんてことはあるのでしょうか? Xさんの上司である主任のPさん、師長のQさんと比較してみましょう。
3人はまったく同じ点数をとりながら、職階ごとのウェイトが違うため、最終評価のランクも違ってきます。
ところが、職階が高いほど有利なのかといえば、そうでもないのです。今度は評点が2と3ばかりの表をみてみましょう。
はたして、この評点方式によって、ほんとうに公平な評価結果が出せると言えるのでしょうか???