=組合は、本日、中央労働委員会にあっせん申請=
13日、午後2時より8時まで、勤務評価制度の第二次試行の実施を巡っての協議を行いました。9月3日に初めて「賃金反映のイメージ案」を示していますので、それに関して25項目の質問をしましたが、具体的には後日回答すると言い、「合意形成の必要性」には言及せず、「試行は明日から始めさせていただきます」と強行を宣言しました。そのため、9月14日、争議や紛争を扱う第三者機関である中央労働委員会に「強行せず、十分な話し合いをする」ようあっせんを申請しました。
勤務評価制度は、「標準C」でも賃金は下がるしくみであることが判明。AやBにつける財源は「昇給制度の見直し分から」
現在、在職5年ごとに2号俸昇給する制度や、役付でなくても一定の年数で中2階といって上位級に昇級する制度がありますが、連合会の示した案では『昇給制度の見直し等で財源を確保した加算原資の範囲で設定』としていることから、これまでの昇給・昇格制度を廃止し、その財源を充てるわけですから、総財源を増やさずAやBをつくるわけですから、毎年AやBにならない限り、これまでの賃金の仕組みを変え構造的に引き下げになります。まさに使用者の思いのままの賃金ということになります。
評価の公平性や透明性、納得性の担保については、「評価者を訓練するから」としか答えられず!
「本当に客観的で公平な評価ができるのか」という疑念と、「評価者に賃金を決めてほしくない」「評価者の評価はどうなっているのか」など多くの疑問が寄せられています。それに対する回答は、「評価者の研修・訓練をするから」というだけです。
「第一次試行で、A,B,Cが何人いたのか? 職種ごと、勤務場所とかでばらつきはないのか?」
「そのことは調べていない」と答えるおそまつさ!
各評価の分布などを集計しないで、ばらつきや、かたよりがなかったと言えるの? 公平性や均一性の検証ができたの?
「評価者は、これまで以上の責任が伴うため、緊張感のない職制ではいられなくなる」と連合会は思っているようですか・・・真面目な評価者はメンタルになり、評価をえさに自分に従わせたり、ノルマを押し付けたりすることもあるのでは?