中央労働委員会へ、あっせんを申請
連合会は4月18日に示した第2次試行後アンケートの結果で評価が正しく行われたと判断したので6月に実施できると答弁。組合は、「連合会がとったアンケートでも、記述式であるにも関わらず問題点がたくさん書かれている。A〜Cなど評価の分布率を病院ごと、職場ごとに示さなければ、偏りがないとは証明できないし、公平性も分からないではないか」と追及し、検証のないままの実施は認められない、とりあえず6月1日実施を撤回し、協議を続けるよう主張しましたが、次回交渉まで検討するとズルズル時間稼ぎをして時間切れ実施をしようとする不誠実な態度で終始しました。
問題だらけ!
- 勤務評価委制度導入推進の、給与検討委員会の座長は虎の門病院の院長。でも虎の門では看護師の第二次試行はやらずラダーで代用。これも連合会は知らんふり。病院ごと勝手にやっていいわけ?
- 公平と言うけど、これまでのところそれはどこで担保されてるのかな〜
- 「行動基準」で医師の指示受け80%できてるって何? いつも100%受けてるじゃない? 「行動基準」って抽象的でどうにでも解釈できるよね
- 非常勤も評価対象なら、人材活用、昇格の対象なの? それでも非常勤?
- 「面接に満足できた」と答えた非評価者は41%しかなく、評価者の70%が負担だったと答えているのに、項目減らしただけでいいの?
- 面談も、評価のプロセスもすべて勤務中にできなかったら、時間外手当認めるの? 手間暇かけたわりに、士気は上がらないし、期待した人件費抑制にもならないというのが導入した企業の結論
- 年休の取得制限を具体策に出した病棟もあるけど、違法行為じゃないの? 誰がこれらをチェックするの?
まともな交渉をするために、第三者機関に仲介を求めました
まともな交渉をしない相手に対して、組合は労働委員会という第三者機関に仲裁に入ってもらいながら交渉を継続することとしました。
国共病組は5月17日に中労委にあっせん申請します
あっせん中は、強行実施しないよう強く求めます
5年ごとの2号俸昇給制度廃止、年末年始手当の廃止、透析手当の廃止、赤字・黒字で一時金に差をつける、B評価以上でなければ一時金全額はもらえない等々の給与制度検討委員会の報告が出ていて、不利益変更の根拠となる勤務評価制度を、公平性、透明性、納得性が担保されないまま受け入れることはできません。