急げ! 勤務評価結果の開示請求は7月21日まで
昨年2011年10月に勤務評価制度が導入されて、はじめての評価結果開示の時期になっています。連合会の「手引き」(「病院職員勤務評価制度の概要及び評価実施の手引き」)にそって「順調に」進んでいるなら、すでにあなたの評価結果は出ていますし、全体の集計も終わっているはずです。ところが、多くの病院では7月1日から21日までが開示請求期間であることを職員におしらせしていないようです。「評価結果開示請求書」がありますので、これを記入して事務窓口に提出し、評価結果の開示請求をしましょう。
「評価結果の開示」はなんのため?
「評価結果に基づく指導・助言につなげることで、職員の主体的な取組をうながし、組織のパフォーマンス向上を図る」のだそうです(「手引き」p.42)。D、Eの成績の悪い人は指導をしますので、結果は聞かなくても教えてくれますが、A「特に優秀」、B「優秀」、C「標準」の人は、自分で聞かなければ教えてもらえません。評価結果をもとに指導・助言するとしながら、請求しなければ結果を教えないというのはおかしな話です。
何を開示させるの?
開示されるのは、あなたの2011年10月から3月までの仕事ぶりをAからEの5段階で評価した「評語」です。上司があなたをどのように評価したのか、その結果で給料が決まるとしたら、とても気になりませんか?
評価結果は二次評価者が文書で開示します。結果に不服なら、開示の日から7日以内に「苦情相談」の申し出をすれば、相談窓口→苦情相談員→苦情処理委員会が対応します。
賃金反映の時期(交渉中)
連合会は評価結果を賃金に反映させ、毎年の10月昇給に使おうとしています。今回の評価結果の賃金反映は、2012年10月昇給については見送るが、一時金勤勉部分に反映させるのは2012年冬季一時金から、と提案しています。
しかし、財源の分布率があるために必ずしも評語どおりに賃金反映されないのでは、「がんばりに報いることにならない」、「職員の不満が高まる」と組合は指摘、強く反対しています。
ポイント
★評価結果は「評価結果開示請求書」で請求、二次評価者が文書で開示。
★開示請求期間は7月1日から21日まで。
★結果に不服なら、開示の日から7日以内に「苦情相談書」を出す。
★賃金反映は、昇給は2013年10月、一時金勤勉部分は2012年12月から(交渉中)