現場は準備不足で大混乱、苦情処理制度も機能せず
連合会は勤務評価結果を2013年10月昇給に反映しようとしています。みなさん、2012年4月〜2013年3月の評価制度の運用に問題はなかったでしょうか? 7月1日〜21日の評価結果開示はどうでしたか?「こんな状態で給与反映するな!」と組合に怒りの声が届いています。
- 面談が苦痛
看護師は勤務評価の面談が非常に苦痛と訴えています。人格否定までされるという話を聞きます。勤務評価の本来の目的は何なのか、勤務評価の意味、意義を問い直したい感じです。
- 評価の集計が間に合わない
7月9日に開示請求をしたが、開示が遅れるとの連絡あり。19日になっても開示されず、「開示期間中にやらなければ意味がない、いつになるのか」と問い合わせたところ、その日の夕方に開示された。開示請求した人の分だけ急いで評価を出したようだ。
- 開示書のミス
二次評価者の名前が他部署の評価者名になっているのを、二重線で消して書き直している。いちばん制度を理解していなければいけない事務がこのありさまで、まじめにやっているとは思えない。
- 不服申し立てができない
開示請求者への開示が7月22日に一斉に行なわれました。不服申し立てができる7月21日の期限を過ぎています。担当の事務は、認識不足であったことを認めているようですが……。規定どおり運用されていない病院は他にもあるはずです。
- 開示されない、苦情も言えない
開示請求しても返答なしでは苦情も言えません。ほかの病院では、午前に請求したらその日の午後開示されるそうです。事務方はこのシステムの意味を解していないのでは?
- 評価が実施されていない?
医師の提出率が7割と会議で報告された。評価の出ていない人がいるようだ。
勤務評価で職場ギスギス、チーム医療が破壊される
連合会は、苦情処理制度によって勤務評価の公平性・透明性などを担保すると言っていましたが、現場はこんなものです。評価結果が開示されず、不服申し立てもできず、一方的に給与に反映されてしまうのは許せません。生活に直結する私たちの給与をなんだと思っているのでしょうか? 5年2号俸昇給が廃止されると、C評価の方は「標準」の4号俸定期昇給のみとなります。2号俸加算のA評価「特に優秀」はたったの5%。1号俸加算のB評価「優秀」は20%。勤務評価で「がんばれ、がんばれ」とお尻をたたいて職員同士を競わせて、職場ギスギス、チームワークが壊れます。しかも75%はC評価で賃下げです。こんなやる気の出ない制度は中止させましょう!