国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

171110 冬季一時金 一次回答 2.225ケ月 12月8日支給

一時金は12月8日に、2.225ケ月でとりあえず支給。 27日より団体交渉。

9日は医労連の全国一斉回答日指定日でした。連合会は、「公務員準拠という立場から、給与法が成立していないため、現段階で回答することはできない」としました。ただ、一時金については、12月8日の支給日とするため、とりあえず2.225ケ月を提示。国共病組は、これは一次回答として、27日の労使交渉に臨みたいと思います。

<一次回答>2.225ケ月場合の具体的配分
  

労働条件改善要求には前進回答なし

パワハラなくすためトップの姿勢を示すこと

トップの姿勢が環境を作ることから、ハラスメントは認めないという理事長のメッセージを発信せよと要求しました。連合会は、現在「セクハラ等の防止等に関する規程」あり、今年1月には妊娠、出産、育児休業等に関するハラスメントを追加した。パワハラの問題は、法律上の規程が設けられていない中で、職場の実態や当事者の関係等を踏まえて個別具体的に判断することが必要であり、各病院において、実情に応じて対応することが適当と考えている。本部としても、管理者会議等においてパワハラに関するリーフレットの配布も行ってきた、今後も管理者会議で周知しいきたい。

違法な時間管理を行っている病院は指導せよ

 連合会は「労働基準法など労働関係法規の遵守を、管理者会議等において引き続き周知してまいりたい。また、仮に不適切な事例について具体的な指摘があれば事実関係を確認の上、必要に応じて適正に対応していきたい」と答えていますが、実態は、周知が行きとどいているとは言えない。時間外申請をさせないようにしている職場はいくらでもあると抗議しました。超勤申請しようという組合のよびかけに、「出せるものなら出しなさい」と言った上司もいます。

特別夜勤手当支給対象を看護職だけでなく、「夜勤」をしている検査技師、放射線技師等にも拡大せよ

連合会「特別夜勤手当は、看護業務に着目して設けられたものであり、交替制勤務を行なう検査技師、放射線技師等に支給対象職種を拡大することは考えていない」

病棟の2交替は本当に安全や離職防止になってるか検証すべき

2交替で長時間夜勤を実施して10年近くなったが、本当に定着率や夜勤改善になっているか? インシデントは減ったのか? 検証すべきではないか。3交替に戻し、正循環勤務で加算を取るようにしていくことこそ検討すべきと検証を求めています。
 対して、「各病院の判断であり、職員の安全衛生や健康管理については、各病院において適切に実施されているべきものと考えている」と回答。
組合は、夜勤が長時間ほど昼間の爆睡は徐波睡眠が増加し、レム睡眠時に心拍数などの自律神経系に影響を及ぼし「突然死」を招く可能性が高いと言われており、夜勤を6〜14年以上続けている人は心臓や血管の病気による死亡率が19%、15年以上続けている人は23%も高かったと報告されていることから、将来の健康についても責任を持つ「適切」な判断を求めていきます。

非常勤職員の忌引き休暇を常勤と同等にすること

 組合は、人の死を悼むことに正規と非正規の区別があってはならないと考えています。現在、配偶者3日、父母3日、子3日のみが有給です。連合会は、「現行制度の変更は考えていない」と回答。

育児のための勤務時間の短縮、時間外勤務の免除の対象を就学前の子に拡大すること

現在は3歳までの子に認められている時短制度、時間外勤務の免除制度を就学前までとする要求です。子育てで、最も大切で大変な時期が就学前。ワークライフバランスを考えるときの重要な要素です。
離職の原因にもなっています。今後は労働力不足でもあり、若い看護師の育成に資金を投じても、離職していくのでは意味はありません。看護師の定着をはかり、人材確保をはかるためにはこの制度は
当然の要求です。対し、連合会は「勤務体制の調整の面から、現行制度を変更することは困難」という回答。
組合は、目先の人件費優先は将来の人材不足と質の低下を招くだけと考えており、強く要求していきます。