国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

170316 夜勤・長時間労働を改善しよう!

17春闘交渉4月10日、ストライキ4月12日予定

 3月15日、連合会は春闘回答を出しましたが、職場をよくしたいという私たちの要求に対して何ひとつ改善回答のない不誠実な内容でした。組合は4月10日(月)の春闘交渉で前進回答を引き出すため、4月12日(水)に始業時30分ストライキを配置します。職場のみなさんのご支援、ご協力をよろしくお願いします。

夜勤交替制の全職種に「特別夜勤手当」を支給せよ

 組合は「特別夜勤手当」の支給対象を看護師等から全職種へ拡大することを要求しています。かつては、看護師だけが夜勤交替制で働いていましたが、いまでは検査部、放射線部などでも、当直では対応できないほど夜間の業務が多いために、労働基準監督署の指導で、当直から夜勤交替制に変わってきました。連合会は「特別夜勤手当」は看護業務に対する手当だと主張して対象拡大に応じませんが、組合は夜勤交替制という過重労働に対する手当であると考えます。当然、夜勤交替制で働く全職種に「特別夜勤手当」が支給されるべきです。

2交替は夜勤交替制の上に長時間労働の二重の過重労働

 看護師の夜勤回数は「複数(2人以上)・月8日」という国の基準が1965年に出されています。ところが、連合会は「二交替制における夜勤回数についての基準はありません」と国の基準を無視して、9月夜勤調査の2交替病棟の夜勤回数の資料を示しません。連合会病院ではすでに5割の病棟に2交替が導入されていますが、もし、全病院の全病棟が2交替になったら、連合会は夜勤調査をしないつもりでしょうか? 夜勤実態を把握しないで「夜勤回数を減らす」と唱えるだけでは意味がありません。労働時間が病院によって異なるから調査できないというのではなく、どのようなやり方であれば調査ができるのかを検討するよう求めました。

夜勤は有害! だから法規制と保護が必要です

 夜勤は、患者さん・利用者さんの安全と、働く私たちの健康に影響します。
(1)安全リスク
 夜勤・長時間労働は心身に大きな負担をかけ、注意力が低下し、事故発生率を高めます。長時間労働は、作業能率が酒気帯び状態より低下することが、科学的に実証されています。
(2)健康リスク
 夜勤・交替制労働は、働く人の健康リスクを高めます。睡眠障害や循環器系障害の他、人工照明を夜間浴びることで、乳がん前立腺がんの危険も指摘されています。

離職防止の「子育て支援」に反対するのは誰?

 国家公務員と同様に、子育て支援の「勤務時間の短縮」と「時間外勤務の免除」の対象の子を3歳未満から就学前までとすることについて、連合会回答は「現行制度の変更は考えていない」でした。交渉では「ひきつづき取り組んでいきたい」と回答しますが、まったく改善されません。子育て支援は経験を積んだ職員の離職防止策にもなります。誰が反対しているのでしょうか?