国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

東北公済170328 「8時半より前は情報収集しないように指導している」

 3月27日、組合と病院の団体交渉を行いました。看護部の問題をとりあげましたので、主に看護部長が回答をしました。

「8時半から情報収集の時間をとっている」

 8時半始業の30分前や1時間も前から来て情報収集する人がいるため、時間外を払うことを要求しました。看護部長は「8時半より前は情報収集しないように指導している。8時半からペアと一緒に情報収集する時間をとっている。電カルなのでその場で確認ができる」と回答しました。それでも早く来る人は、「本人が納得するために早く来ているのではないか」と考えているそうです。

「外来診療の準備は8時半で間に合う。開始が早いところは時間外」

 「外来は9時診療開始なので8時半から準備をすれば間に合う。外科は8時半診療開始なので超勤を書いてもらっている」とのことです。

研究発表は「負担感があるのはよくない」

 研究発表のために自分の休日の土曜日に来ても時間外が出ないことについて、看護部長は、「できるだけ多くの人が参加できるように土曜日にしている。研究への参加は強制していない。研究のための時間外は1時間程度は認めている。」と回答しました。研究発表そのものについては、「負担感があるのはよくないので、毎年でなくてもいいよう検討している」そうです。

「パート職員にも超勤簿はある。周知徹底する。」

 きちんと時間外請求できるパートの看護助手やヘルパーがいる一方、「超勤簿がないので請求したことがない」という相談があったため、団体交渉でとりあげました。事務部長は「パートにも超勤簿はある。入職時と毎回の更新時に説明しているが、周知徹底する」と回答しました。

「時短の人は周りのサポートで帰すようにしている」

 育児のための時間短縮をとっている人を時間に帰すために、周りの人がサポートして業務を引き継いだりしますが、部署によっては協力できる人がいないという場合があります。組合は時短の人の配置について配慮を求めており、病院も努力はしているようですが、「時短をとる人がたいへん多い」ということでした。

長時間労働は過労死のもと。いのちを削る2交替は危険!

 長時間労働、過労死が社会問題になっています。看護部長は「アンケートの結果で2交替の希望者がいるので、新人が落ち着いたころに試行をしたい」との意向を示しました。組合は、2交替・長時間夜勤で自分のいのちを削るような働き方をしてはいけないと考えます。「試行の前には必ず組合と交渉すること」を求め、病院は「必ず交渉する」と約束しました。