国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

2016-08 非常勤職員の無期転換制度 「契約内容は労使の話し合いで決める」

無期転換後も時給を上げたり勤務日数・時間の変更ができます

無期転換制度とは
非常勤職員の雇用の安定化、雇止め防止のために新しくできた法律で、有期契約期間が通算5年を超えた人が申込みをすると、有期契約から無期契約になる制度です。連合会病院では、5年を超える前でも無期転換の申込みができます


 10月24日の連合会要請の後半は、非常勤職員の無期転換制度について協議をしました。就業規則変更の協定を組合と締結した後に一方的に追加された「誓約書」と「クーリング期間」について、連合会は「説明不足ということはあったかもしれない。誠実に交渉していきたい」と述べて、説明をしました。組合は「今後はこのようなことのないように」と念を押した上で協議に入りました。

「誓約書」 非常勤職員も常勤職員と同じように「病院に迷惑かけません」という書面を雇入れの時に提出することになりました。連合会は「契約更新のたびに出させることはない」、「すでに雇用されている人に改めて提出を求めることは考えていない」と回答しました。

「クーリング期間」 有期契約とその次の有期契約の間に、雇用されていない空白期間(クーリング期間)がある場合は、空白期間より前の期間は「通算5年」に含めません。「無期転換の申込みをさせずに雇止めを繰り返すことはしないか」との質問に対し、連合会は「労契法の趣旨に反する運用はしない」と明言しました。

5年を超える前の無期転換の対象者は「誰でも申込みができる」

 5年を超える前の無期転換の対象者について、「更新回数に関わらず、誰でも無期転換の申込みができる」ことを確認しました。無期転換するかどうかは労使の話し合いで決めます。

申込みと無期転換の時期「次の契約からだと思うが検討して答える」

 5年を超える前の無期転換の申込み時期と転換の時期について、組合は「申込みをしたら次の契約から無期転換する」と考えます。連合会は「そう思うが、検討してから答えたい」と述べました。更新時期が1月の病院は、2016年12月末までに申し込んで労使で合意すると、2017年1月から無期転換することになるため、早急な回答を求めました。

無期転換した後の時給や勤務日数・時間は「話し合いで変更できる」

 職員の中には「無期転換すると時給が上がらなくなるのではないか」と心配する声があります。組合は「時給を上げたり、勤務日数や勤務時間を変更するなど労働条件の変更はできるか」と質問し、連合会は「契約内容は労使の話し合いで決める」と答えました。

60歳定年後の再雇用の賃金は「検討させてほしい」

 無期転換した人は新たに定年が設けられ、60歳定年の後は常勤職員の再雇用規程を準用します。病院によっては「賃金は定年退職時の5割」とされており、組合は再雇用で賃金が下がらないよう求めています。無期転換をしたことにより労働条件が切り下げられたら法律違反です。連合会は「すぐには答えられない、検討させてほしい」として、11月10日までに回答することを約束しました。

組合は各病院で非常勤職員の賃金引き上げを求めていきます。みなさん、組合に結集しましょう!