国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

札医セ150320 「時間外の残りは8月末までに支給」

 3月18日に団体交渉を開催しました。2年分の不払い時間外手当の一部が1月30日に支払われ、残りがいつ支払われるのかが問題となっていましたが、病院は「2015年8月末までに支払う」と明言しました。2014年9月の是正勧告から支払いまで1年とは、いくらなんでも時間がかかりすぎます。詳細な説明を求めたところ、病院は、タイムレコーダーの記録を入力すれば、「時間外は何時間か」、「どの割増率になるのか」などが簡単に出せると思っていたが、システム上の不具合があってすぐに出せなかった、一人ひとりのデータをチェックしなければならず、作業にたいへん時間がかかっている、などの理由を述べました。組合は早期解決のために人手を増やすことを求めてきましたが、病院は3月より臨時の事務員を4名増やして作業にあたらせているそうです。遅くとも8月末、準備ができればもっと早い時期に、時間外手当の残りの分の支払いをしようと取り組んでいることは理解しました。

残り13か月ではなく「24か月―1/30に支払った額」

2012.10.1〜2013.10.31(13か月) 2013.11.1〜2014.9.30(11か月)

                     
 病院は、2012年10月から2014年9月の2年間の時間外手当を「タイムレコーダーどおりに支払う」と約束しています。そのうち、2013年11月から2014年9月までの11か月分が2015年1月30日に支払われました。病院は交渉において、その金額は正確ではなく、「実際に時間外労働をしていたかどうかが不明なグレーな部分を含んでいる」と主張しました。そのため、残りの金額については「13か月分ではない」と言い、8月末までに「24か月分の時間外を精査して、1月30日に支払った金額を引いた金額を支払う」としました。
 しかし、病院は「時間外手当をタイムレコーダーどおりに支払う」と約束し、「一部を返せということはしない」と述べています。1月30日に支給されたものは、未払いになっていた過去の時間外手当であり、「グレーな部分」などありえません。

遅れて払われた賃金に6%の利息を払わせよう!

 賃金が決められた給料日から遅れて支払われるのは法律違反です。今回、過去の時間外手当が遅れて支払われましたので、「法定利息」が発生します。利息はいま病院で働いているみなさんは6%、すでに退職した方については14.6%です。「利息を支払う考えはあるか」との質問に対して、病院は「一律に支払うことはしないが、利息の請求があれば個別に対応する」と答えました。本来、支払われるべき賃金が支払われておらず、しかも、長年にわたって支払われていないうちの、たった2年分しか病院は清算しないつもりです。だから、遠慮することはありません。労働組合は組合員の分をまとめて請求しますので、ぜひあなたも組合に入って、一緒に利息の請求をしましょう!

労働時間管理の変更は組合と協議する

 労働時間管理を申請方式からタイムレコーダー方式に変更したことについて、病院は12月2日説明会で口頭説明をしただけで、職場に徹底されていません。組合がきちんと説明するようにと追及した結果、病院は職員に周知するための文書を出すと約束しました。よりわかりやすく職員に伝えられるように、組合としても協力していきたいと思います。