国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

2014-04 「職場をよくしたい」現場の思いを連合会へ

働いた分はきちんと時間外申請しよう。不払い労働は違法

 10月5日・6日に秋季支部代表者会議、6日の午後には連合会要請行動がありました。秋闘要求書を提出した後、北海道の札幌医療センターが労基署から是正勧告を受けたことについて連合会の見解を求めました。飯田病院部長が「調査中で報告がないのでお答えできない」と回答を避けようとしたため、「時間外手当の請求抑制、不払いはあってはならないことですよね?」と問いただし、「法的にはそうだ」、「労基署の決定に従う」などの回答を引き出しました。連合会が、労基法違反をしてでも人件費を抑えろと言っているわけではないと思いますが、職場からは、時間外申請ができない、時間を短く書かされているなど、請求抑制されている実態が報告されています。みんなで組合に結集して、時間外申請するのが当たり前、不払い労働を許さない取り組みを強めましょう。

看護助手に看護師の仕事を押しつけて人件費抑制?

 大阪の枚方公済病院は、6時間パートの看護助手をフルタイム非常勤にして「月何回でも夜勤をしていい」と2交替の夜勤をさせようとしています。連合会の給与表の最低ラインからスタートして、他の職員が毎年4号俸昇給するのに1号俸しか昇給させない差別的な賃金体系で、それを補うために連合会の規程にない手当を出すといいます。食事介助や入浴介助、おむつ交換など、患者に直接触れる看護師の仕事を無資格の看護助手にさせた場合、何かあったときは誰が責任をとるのでしょうか。また、看護師が患者の観察をする機会が減ることから、看護の質は下がります。病院は患者サービスよりも経営優先の態度です。組合は協議するよう申し入れていますが、いまだ実現していません。

昇給は10月のみ。試用期間延長のルールは病院が決める

 東京の虎の門病院で、1年目の看護師の昇給が2月に延期された事例があり、組合の交渉によって10月昇給に訂正させ、差額分の給与を支給させることができました。しかし、どのような基準によって試用期間の延長がされたのか、誰がそれを決定したのかなどが不明なままです。「本人に説明した」といって病院は逃げていますが、当の本人が組合に加入して説明を求めています。支部は繰り返し交渉を申し入れていますので、誠実に対応するよう指導を求めました。

暦日(0時から24時)でなければ休日ではない

 東京の立川病院では、勤務表に6連続勤務をつけられた看護師が何人もみつかりました。連合会病院は週休2日ですから、週に6日も働くことはありえません。準夜−休み−深夜の場合、準夜の終業時間が0時過ぎなら、間の「休み」は法的休日にはなりません。休日は0時から24時の暦日であることを指導するよう求めました。また、看護部長の組合活動妨害については、7月から不当に回答を引き延ばされて交渉に入れないため、まずはきちんと回答を出すよう指導を求めました。

「組合ともう交渉しない」は不当労働行為

 大阪の大手前病院で職員代表選挙が行われました。各病棟で師長の前で投票用紙を書かせたり、別の候補者の名前を書けば「この字は誰の字かしら」と言われるなど、形ばかりの無記名投票だったといいます。看護部推薦の人が当選し、組合推薦の人は落選しましたが、その後、病院が「組合とはもう交渉しない」と言い出しました。労働組合の団体交渉申し入れを使用者が拒否することは不当労働行為という法律違反であることをご存知ないのでしょうか。徹底指導することを求めました。