国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

130328 大手前:長年の労働組合運動ご苦労様でした   

 
 この3月で30年以上にわたり、医療を守り私たちの働く条件の改善運動の先頭にたって活動をしてこられた、村上映子さん、岡田光枝さんが退職されます。
 お二人は20代から労働組合運動に参加し、定年後再雇用期間も大手前病院支部の活動を支えてきました。特に村上さんは国共病組の中央役員を3交替勤務を行いながら、連合会との交渉の前面に立ち労働条件改善を進めてきました。

 村上映子さん:中央執行委員8年、中央副執行委員長11年、中央執行委員長2004年から2010年
 岡田光枝さん:中央執行委員2年、大手前病院支部長2001年から2011年
 
 今はもらいすぎなどと攻撃を受ける公務員は、民間より低い労働条件の時代もありました。その当時公務員より更に低い労働条件を改善させてきて、公務員を上回る労働条件も労使交渉・運動の成果として勝ち取ってきました。
 連合会は労使合意で協定してきた条件を、一方的な協定破棄を行い、今年1月1日付けで新給与制度を導入してきました。この新給与制度の基本は、公務員にないもの、超えるものをなくしていくというものです。お二人が退職される時に積み上げてきたものをと思うと因縁めいたものも感じますが、連合会の労働条件切り下げの攻撃に対して、新たな運動のスタートとしてとらえることも必要と考えます。

新給与制度強行導入に対する組合の運動は

 新給与制度のひとつである5年2号俸昇給の廃止(5年ごと30年まで)に対して投書がありました。

 「勤務評価制度が始まって、今後は期待できない一時金ですが、黒字を受けてすがりたい思いがあります。大手前病院に就職してはや5年が過ぎましたが、ようやく病院の一スタッフとして役に立ってきたかと思えるようになった今日、去年まであったはずの5年ごと2号俸昇給が自分の直前で廃止され…中略…5年ごと2号俸昇給を取り返していただきたい思いです。」 

 新給与制度にて削減されるすべての職員の思いも同じだと思います。
 組合に加入する職員が増えていくなかで、新たな制度や労働条件の改善が出来てきました。いま組合に加入している職員は最大時からみて半分以下になってきています。簡単ではありませんが、組合員を増やし切り下げ攻撃に対して労働条件改善の運度を進めていきます。
 

「不誠実交渉」の都労委 2回目調査

大手前支部から山田支部長参加

 新給与制度についての労使交渉は誠実に行われたのでしょうか? 3月18日、全国の国共病組支部医労連から集まった20名が見守る中、東京都労働委員会の第2回調査が行われました。
 連合会はこれまで国共病組との間でやりとりした大量の文書を証拠書類として提出しましたが、連合会の「交渉はするが、回答は変えない」というかたくなな交渉態度が示せただけではないでしょうか。組合が要求しても連合会が絶対に出さなかった「勤務評価結果の分布率」の資料を次回提出するよう労働委員会は求めました。A・Bが何人いたか、職種の偏りはないかなどを検証するために必要な資料です。
 5月13日の第3回調査は組合が反論する番です。みなさん、ぜひ傍聴にご参加くだい。