国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

120411 国公準拠の7.8%賃下げと新給与制度については継続協議! 4月12日のストライキ中止

2012春闘 10日交渉報告

 10日交渉も引き続き給与改定が争点となりました。医師や看護師の確保が難しいのはどこの病院も同じで、国立病院や日赤は人勧に基づく0.23%賃下げにとどめています。連合会病院だけが7.8%賃下げを実施するわけにはいかないでしょう。組合は、職員の生活をおびやかし、人員確保をさらに困難にする7.8%賃下げには絶対に反対です。連合会も組合の意見に一定の理解を示し、この大きな問題は継続協議となりましたので、12日に予定していたストライキは中止します。

新給与は現行より4号俸低くなると認める

 新給与制度案について、組合は、現行制度と新制度を客観的に比較する資料として、モデル賃金を示すことを要求しています。連合会は、各職種の「昇格して役付になった場合」のグラフは提示しましたが、職員の大多数を占める「昇格しないで役付にならない場合」の賃金グラフを出しません。「新給与は賃下げのための制度ではない」と言うのなら、現行の毎年4号俸昇給で5年2号俸ありと、新給与制度のC評価(=標準)4号俸昇給で5年2号俸昇給なしを比較すべきです。
 たとえば、看護師が21歳で入職して39年間働いた場合、現行制度では5年2号俸昇給の機会が6回あるので12号俸アップします。一方、新給与制度では、連合会のいう「20年に一度はA評価(2号俸)、5年に一度はB評価(1号俸)」だったとしても、8号俸しか昇給しません。この点を厳しく追及されて、連合会は現行よりも新給与が4号俸低くなることを認めざるをえませんでした。

夜勤9回、10回、ナースコール鳴りっぱなし…早く増員して! みんな疲れてやめてしまう

 組合は「夜勤は一人月8日以内」を求め続けています。連合会も9回以上はなくすと約束していますが、なかなか増員が進みません。実際に人が足りない病棟では、夜勤9回、10回が当たり前になっています。ギリギリの7:1看護配置基準では仕事が回りません。職員一人ひとりの負担が大きくなって、日勤者は残業しなければならず、9時、10時まで帰れないこともしばしば。勤務間隔が8時間しかない日勤−深夜も月5、6回こなしています。日常的にこんなことでは職員はどんどん疲弊します。人が足りない→みんな疲れてやめてしまう→さらに人が足りなくなる…という悪循環に陥っています。患者さんからの苦情でもっとも多いのは、ナースコールへの対応の遅さです。忙しく立ち働く看護師に気を使って、ナースコールを我慢してしまう患者さんもいるといいます。人手不足は、結局は患者さんに迷惑をかけてしまいます。安心・安全な医療・看護を守るために、そして私たちの健康を守るために、すぐに増員してください!