国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

130612 一時金交渉決裂、6.12抗議スト

勤務評価と病院実績の反映で職員の一時金はバラバラ

 6月10日の夏季一時金交渉は、連合会が提案に固執し、就業規則変更で実施するとしたために決裂しました。「基準額×1.9月」ですが、勤勉部分に勤務評価(2011年度の評価)と病院実績(2012年度下半期の経営状態)を反映させる〈成績率〉によって、職員の一時金はバラバラです。たとえば、個人の勤務評価がC評価「標準」で病院実績が100〜103%の「基本」の場合、勤勉部分は0.03下がって0.645月、支給月数は1.87月となります。75%の職員から0.03月減額した分が、25%以内のA・B評価の成績優秀者への加算に使われる仕組みです。組合は「0.03月の減額をするな」と主張。職員を分断する一時金支給方法に反対です!


 「103%超」の〈成績率〉は院長裁量のために幅があります。連合会は上限で出すことを想定しており、〈成績率〉を下げる場合は病院は職員に説明すべきであると述べました。組合は、一時金の額を病院が一方的に決めて「説明」するのではなく、労使交渉事項であると考えます。

「基準額」が30万円なら、成績率1ランク3万円違う

 一時金計算のもとになる「基準額」とは、「毎月決まって支給される額」を指します。本俸、地域手当のほか、人によっては広域異動手当や扶養手当、特別調整手当、危険手当、人工透析従事手当などを合計した額です。ここではわかりやすく「基準額30万円」の場合を見てみましょう。

C評価で「103%超」 30万円×1.97月=59万1000円
C評価で「基本」 30万円×1.87月=56万1000円
C評価で「赤字」 30万円×1.77月=53万1000円
ちなみに、A評価で「103%超」 30万円×2.17月=65万1000円

 公平・公正かどうかもあやしい不透明な勤務評価と、個人のがんばりだけではどうにもならない病院実績による〈成績率〉が1ランク違うと、一時金の額が0.1月分も変わってしまうのです。

夏季休暇は7〜9月に5日で協定

 夏季休暇については「7月〜9月の間に5日」で協定しました。ある病院の看護部では、「6月から夏休みをとれ」と勝手に6月に年休がつけられたといいますが、これは協定に反します。連合会に指導を求めました。

年休はあなたの希望でとる休み

 年休(年次有給休暇)をとるのは労働者の権利です。4月入職者は12日、7年目以降の方なら20日あります。あなたのとりたいときに、自分で申請して年休をとりましょう。上司が勝手に勤務表につけたり、「忙しい」、「人がいない」などといってとらせないのは労基法違反です。問題があれば組合にご相談ください。

6月12日始業時30分ストライキ決行! 連合会に抗議しよう!