国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

130524 パワハラ上司の評価で賃金を決めるな!

 5月20日支部代表者による連合会要請と交渉がありました。今回は勤務評価がうまくいっていない例が数多く出されました。とくにパワハラ上司が評価者の場合、その人のつけた評価は本当に公正なものなのかと不信感が広がっています。みんなのいる前で、気に入らないスタッフを「お前なんかやめろ」と罵倒する薬局長。ささいなミスでも激怒して、次々と委託の職員をやめさせる栄養科長。人をコマのように配置換えして、不服を言えば「業務命令に逆らうのか」といびり出す外来師長。看護師を10人以上も退職に追い込んだ結果、外来は人が足りずに病棟からヘルプを出さなければならなくなりました。また、休憩をとらせない、時間外申請をさせない、年休をとらせないといった労働法規を守らない評価者は一向になくなりません。スタッフを大事にしない評価者による評価で私たちの賃金を決められたくありません!

病院では勤務評価なんてできない

 看護師不足で、夜勤が月10回、11回になっている病棟があります。「月8回以内」でも日々の業務をこなすので精いっぱい。みんな疲れ果てています。日勤の残業後に目標設定、夜勤明けに面談? そんな時間はありません。この状態で勤務評価ができますか? また、評価者が評価しやすい目標を立てさせるのも問題です。数値目標を立てろと言われても、「○○分で○○人採血します」とは決められません。資格をとれ、学会発表をせよなど、評価のための目標でしかありません。誰の成果ということではなく、チーム医療でみんなで力を合わせて、患者さんに元気になっていただくのが私たちの目標です。病院に勤務評価はいりません。すぐに中止させましょう!

再雇用の条件は「本人と協議の上」決めるもの

 この4月より法律で「希望者全員再雇用」が義務化されました。病院が一方的に無理な労働条件を押しつけて、「再雇用門前払い」が起きることのないように、組合は、労働条件は「本人の希望に配慮して」決めるよう求めています。交渉では再雇用規程に「本人と協議の上」との文言を入れるよう要求しました。連合会は規定の改正には応じなかったものの、「本人と病院とが個々の実情に応じて、話し合いのうえ決める」のは当然であり、あえて書くまでもないと回答しています。再雇用を考えているみなさん、契約内容を決めるときにはあなたの希望を伝えて病院とよく話し合いましょう。週3日勤務や夜勤なしなど、本人の希望にそった対応をしている病院もあるのです。賃金については、「画一的に基準を決めることは難しい」との回答でしたが、初任給を下回るなどもってのほかです。早急に改善するようこれからも働きかけていきます。

夏季一時金1.9月、勤務評価と病院実績反映の提案

 提案どおり「基準額×1.9月」の一時金が出る人はいません。一時金の「勤勉部分」は0.675月ですが、個人の勤務評価と病院実績(2012年度下半期の経営状態)を反映させる「成績率」が変わってくるからです。たとえば、C評価「標準」で、病院が「基本」の場合、勤勉部分は0.645。標準で基本なのに0.03減らされ、その分がA・B評価の成績優秀者への上乗せに使われます。職員の大多数はC評価。まだ評価を受けていない新人もC評価。こんな不公平な制度は許せません!

新給与制度で賃下げしたうえに退職手当13%引下げ提案。もうガマンできない!みんなで声をあげよう!