11月27日のストライキ中止
11月25日、中央の団体交渉がありました。2014年度給与改定(賃上げ)と冬季一時金(0.15月アップ)、および、2015年度給与改定(賃下げ)とそれに伴う退職手当の改定ついて、連合会はまとめて一括協定したいと主張し、組合は、合意できるところから協定をして、2015年度の賃下げについては時間をかけて協議すべきだと主張しました。とくに、2015年10月昇給の1号俸抑制が問題となりましたが、諸手当の引上げにお金がかかること、2014年度の賃上げ分の差額支給や冬季一時金など年内に決着すべき案件を含むこと、また、並行して協議している不払い労働問題について、連合会が真摯に対応する姿勢を見せていることから、一括協定を結ぶことにしました。年末年始勤務手当、非常勤職員の年末年始休暇等についても協定をしました。
給与改定の必要額(連合会説明)
2014年度給与改定 | 6.1億円 |
2015年度(現給保障) | 6.1億 |
諸手当の引上げ | 1.9億円 |
1号俸抑制による原資確保 | 1.5億円 |
1.2014年度給与改定(全体に引上げ)
俸給表は国家公務員と同様に若年層を中心に平均0.3%引上げ。連合会病院は若い職員が多いため、平均0.56%の引上げになります。医師特別調整手当100〜800円引上げ。通勤手当100〜7,100円引上げ。危険手当(月額)10〜30円引上げ。2014年4月1日実施。
4月に遡及することにより、差額支給があります。俸給、地域手当、夜勤手当、時間外手当、そして、今回協定した3つの手当について、4月から11月と夏季一時金1.90月の9.9か月分のプラスの差額が支給されます。支給日は12月の給料日です(病院によって異なります)。
2.2014年度冬季一時金(0.15月引上げ)
昨年比0.15月アップの2.20月(財源)。実際には2013年度の個人の勤務評価区分と2014年度上半期の病院実績が反映され、表のような支給月数になります。支給日12月10日。
3.2015年度給与改定(俸給表は引下げ、諸手当は引上げ)
俸給表は平均2%引下げ。若い人は引下げなし、俸給が上がるほど引下げ率が高くなります。3年間の現給保障あり、俸給が下がる人にはこれまでの俸給を保障します。地域手当の見直しで支給割合の上がる地域あり(名城・東海12→13%、高松3→4%など)。広域異動手当2〜4%引上げ、単身赴任手当7000円引上げ、危険手当(月額)120〜230円引下げ。手当引上げの原資確保のため、2015年10月昇給の1号俸抑制。実施日2015年4月1日。
4.退職手当の改定
俸給の引下げにより退職手当の金額が減る分を、調整額の引上げによって補います。
5.その他
・年末年始勤務手当 12月28日準夜から1月4日深夜まで、1勤務につき7,000円(2交替の夜勤は2勤務分)。緊急呼び出しは2時間未満でも支給する。
・非常勤職員の年末年始休暇 12月29日から1月3日まで6日間の有給休暇
・保育所運営費補助 東北公済病院152万円、千早病院137万円。