ただし、赤字病院は一時金据置きの2.075月
11月28日秋闘交渉、30日始業時30分ストライキ予定
11月9日、連合会は組合に対し、病院職員の2016年度給与改定と扶養手当の見直しを提案しました。国家公務員の給与に準じた改定率で、俸給表は号俸の低い方(若年層)により厚く、平均0.36%の引上げです。冬季一時金は0.1月引上げですが、2016年4月から9月までの医業収支比率が赤字の病院は据置きで0.1月の引上げがありません。連合会は理由として、(1)病院全体で4.3億円の赤字、(2)前年度比16.5億円の経営悪化、(3)赤字病院の一時金据置きで1.5億円の支出抑制をあげました。国共病組のある病院は12病院が赤字です。扶養手当は「子育て中の職員により厚くする」として、配偶者に係る手当を引き下げて、子に係る手当を引き上げる提案です。11月28日団体交渉、30日に始業時30分ストライキ予定です。みなさん、ご協力よろしくお願いします。
〈2016年11月9日連合会提案〉
1.2016年度給与改定
(1)俸給表 2016年4月1日実施。
本俸月額400〜1,900円引上げ。平均0.36%の改定。
(2)諸手当 2016年4月1日実施。
・医師特別調整手当 月額200円引上げ。
・危険手当 月額10〜20円引上げ。
(3)冬季一時金 0.1月引上げ、財源2.275月。ただし、赤字病院は据置き。
2016年冬季一時金:病院実績「基本」で評価Cなら2.245月
2016年冬季一時金には2015年度の個人評価と2016年度上半期の病院実績が反映されます。0.03月引いた分はA・Bの成績優秀者への加算に使われます。
扶養手当改定:子ども1人なら3,000円減、2人なら500円増
子どもが1人の場合、これまでは配偶者13,000円+子6,500円で19,500円ですが、提案では配偶者6,500円+子10,000円で16,500円となり3,000円の減額です。子ども2人なら、26,000円から26,500円へ500円増。配偶者なし・子1人なら11,000円から10,000円へ1,000円減です。