11月28日秋闘交渉、30日始業時30分ストライキ予定
11月10日、組合の秋闘要求に対する連合会回答がありました。給与改定は一定の改善がありますが、その他の要求は前進回答なしです。11月28日秋闘交渉では要求実現に向けてがんばります。みなさん、応援をよろしくお願いします。
育児支援の拡充「多くの方の署名は重く受け止めている」
組合は育児支援制度の「勤務時間の短縮」と「時間外勤務の免除」の対象の子を3歳未満から就学前までに拡充することを要求し、職場・地域の方から集めた署名1,437筆を提出しています。連合会は、「多くの方の署名は重く受け止めている。しかし、勤務体制の調整の面から、現行制度を変更することは困難である」と回答しました。残業が前提の厳しい職場環境が改善されない限り必要な制度ですが、まだ不十分です。実態把握のために制度の利用者数と時間の調査を求めました。
違法当直から交替制にするために「特別夜勤手当」の対象拡大を
夜間救急に対応する検査技師や放射線技師などが長時間労働を強いられる違法当直を改善するために、病院主導で交替制夜勤にしようとしても、「収入が減るぐらいなら違法でもいい」と職場の理解が進みません。組合は収入減を緩和するために「特別夜勤手当」の支給対象拡大を求めています。連合会は「国にない制度」と消極的ですが、国立病院では全職種を支給対象としており、連合会にできないはずはありません。介護職員・看護助手に支給する場合のように、理事長承認で必要な職種に支給できるように再検討を求めました。
夜勤回数「月8日」の国の基準を無視する連合会
看護師の夜勤回数は3交替も2交替も「月8日」が国の基準ですが、連合会はこれを無視して、「2交替は夜勤回数の基準がない」と調査結果を明らかにしません。2交替の割合は、全国平均3割のところ、連合会病院ではすでに6割の病棟に導入されています。組合は、連合会が2交替の夜勤回数調査をいつまでも「検討中」で逃げることなく、各病院の夜勤実態をしっかり把握すること、日数がダメなら単純回数でもよい、と資料提示を迫っています。
非常勤職員の無期転換の時期と再雇用賃金は病院と交渉を
2016年9月から非常勤職員の無期転換の申込みが始まりました。通算契約期間が5年を超える前でも無期転換できる制度としながら、転換時期は「病院判断」との回答です。ある病院では、申込み時期が5年を超えても超えなくても無期転換するのは同じ時期の予定で、制度が骨抜きにされています。また、再雇用賃金は常勤職員と同じ運用規定を使うと無期契約の非常勤職員の賃金が最低賃金を下回る病院がありますが、連合会は「病院が適切に対応するだろう」と我関せずです。組合は各病院と交渉します。非常勤職員のみなさん、組合に結集してよりよい労働条件にしましょう。