国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

160218 労働条件の向上をめざして春闘要求書を提出

2015年度給与改定を協定

 国共病組第64回中央委員会、看護問題学習会を経て、2月15日に連合会本部と賃金交渉および看護師要請を開催しました。賃金交渉では、提案どおりの2015年度給与改定の協定を締結しました。本俸平均0.48%アップ、地域手当の引上げ、一時金プラス0.1月などの改善です。2015年4月に遡及するため差額支給があります(詳しくはニュース11号)。また、協定には含まれませんが、すでに退職された方への差額支給を求めました。

働き続けられる職場にしよう! 16春闘 私たちの要求

 連合会病院職員の労働条件の向上を求めて、16春闘要求書を提出しました。回答指定日は3月16日で、4月11日に春闘交渉の予定です。


春闘要求書を手渡す国共病組・岡村委員長(左)と連合会本部・野田職員部長

・いのちと健康を守る仕事にふさわしい賃金水準の実現。本俸4万円以上引上げ。
・時間外手当の適正支給、不払い労働させるな。
・特別夜勤手当の全職種への拡大。
・増員して長時間・過密労働の改善を。
・妊娠、子育て、介護をする職員への支援強化。
・育児の勤務時間短縮の対象を就学前までに。
・再雇用賃金の引上げ、統一賃金体系の確立。
・非常勤職員「5年上限」の就業規則つくるな。等

ぜんぜん人が足りません! いますぐ看護職場の改善を!

 看護師要請行動では、現場から参加した看護師のみなさんが人手不足でたいへんな職場の改善を訴えました。組合の看護職員アンケートを紹介しながら、増員して看護師の負担を軽減すること、年休の取得促進、時間外手当の適正な支給、「月8日夜勤」の実現などを追及しました。

 病院の2交替提案は、1回の勤務時間が長くなる上に、夜勤回数の上限が「月8日」を超えています。新病院になっても、現在「月8日」がきちんと守られている3交替を続けて、看護師を疲弊させる2交替は導入するなと訴えました。

  • 「持ち帰り研修」させるな(斗南)

 業務命令でe-ラーニング研修を自宅で受講させることについて、秋闘交渉で職員部長は「望ましい形ではないが、命令されれば時間外」と発言しました。仕事から解放されない「持ち帰り研修」自体が問題であり、すぐにやめさせるよう求めました。

  • 休日勤務は手当を支給せよ(東海)

 新規に導入された電子カルテの作動確認のため、休日勤務を命じられて代休をとるように指示されましたが、現場は人手不足で代休などとれる状況ではありません。きちんと休日手当を支給することを病院に求め、連合会には指導を要請しました。

  • 所定労働時間を超える勤務表(立川)

 6月に変則3交替が強行導入され、月の休日数が守られていません。所定労働時間を超えた勤務表が組まれているため、12月は休日12日のところ7日しかとれず、時間外が発生しているのに手当が支給されていません。夜勤は12回を超え、現場は悲鳴を上げています。子育て中の中堅看護師の退職が続いています。団体交渉に応じない病院に対して、強く指導することを求めました。

  • 連合会9月夜勤調査の間違い(立川、六甲)

 連合会は3交替病棟のみ「回数別夜勤人数」を提示しますが、立川の3交替病棟が2交替扱いで報告から漏れていました。また、六甲は9回夜勤が9人の報告でしたが、実際は13人でした。連合会に調査報告の再提出を要求しました。

  • 医師を増やして安定的な病院経営を(新別府)

 連合会に医師不足の解決をお願いしました。