連合会病院では、1日の労働時間は7時間45分、週の労働時間は38時間45分、週休2日が基本です。職種によっては1か月変形労働時間制をとるため、日により、週により、労働時間が長かったり短かったりする人がいますが、1か月でみれば基本の労働時間は守られています。この基本の労働時間を「所定労働時間」といいます。表は連合会の2016年度の所定労働時間です。
★変形労働時間制と「休日移動」
表の右の欄に「変形勤務時間制の所定勤務時間の上限」があります。法律で定められた「1日8時間労働」を超えて働かせる特例が変形労働時間制であり、法律で縛りをかけているのです。2016年度は、連合会の6月の所定労働時間がこの上限を超えるため、前後のいずれかの月から休日を移動して所定労働時間を調整することになります。
★時給計算のしかた
1か月の基本給×12か月÷1年の所定労働時間(1875.5時間)
立川の変則3交替、勤務表の労働時間が所定労働時間超えの大問題!
日勤 8:30〜17:15、休憩60分
中勤 13:00〜21:30、休憩45分
夜勤 21:00〜8:45、休憩90分
立川病院(東京)では、6月に変則3交替が強行導入されて以来、看護師の勤務表の労働時間が1か月の所定労働時間を超えて、その分の時間外手当が支払われていないという大問題が起きています。労働日数が増えて休日数が減ってしまい、人手不足で時間外も多く、看護師は疲れ果てています。子育て中の看護師が「家庭と両立できない」とどんどん退職して、さらなる人手不足に陥っています。あまりのひどさに2月には労基署が調査に入りました。