国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

130409 新給与制度の交渉継続引き出す 4月10日ストライキは中止

 4月8日の春闘交渉では、新給与制度について、夏季一時金への勤務評価と病院実績の反映の中止、10月昇給の勤務評価の反映の中止、人工透析従事手当廃止の撤回などを強く求めました。当初、連合会は「変えるつもりはない、スケジュールどおり実施する」と強硬姿勢を見せていましたが、最終的には「新給与制度の交渉は継続する、問題があれば見直す」との回答を引き出しましたので、4月10日に予定していたストライキは中止します。

 再雇用制度については、病院が一方的に無理な労働条件を押しつける「再雇用門前払い」を防ぐために、規程に「本人の希望に配慮する」旨を入れることを要求、賃金は退職時の70%保障を要求していますが、当面は国家公務員の再任用基準(5年目あたりの賃金)にすること、休暇については、病気休暇や忌引き、夏季休暇、年末年始休暇などを常勤職員と同じように特別有給休暇とすることを求め、協議を継続していくことになりました。

 保育所運営費補助は昨年同額で確認しました。また、東北公済病院の保育所が園児30人以上であるため、30人以上の区分新設(約1130万円)を求めています。

連合会、退職手当13%引下げを提案

本給40万円なら323万円減 生活破壊を許すな!
  • 支給水準の引下げ案
期間 調整率
現行 (100/100)
2014.4.1〜12.31 96/100
2015.1.1〜9.30 92/100
2015.10.1〜 87/100

 連合会は、本年1月から国家公務員に実施されている退職手当の引下げを、連合会病院でも2014年4月から段階的に実施したいと提案してきました。激変緩和措置があるとはいえ、2015年10月以降は、現行の退職手当の87%にまで引き下げられてしまいます。たとえば、定年退職時の本給が40万円の場合、退職金は2482万円から2159万円へガクンと減額。なんと323万円も下がるのです。

【例】400,000円(本給)×62.05月(支給月数)=24,820,000円
これが87%に引き下げられると……
24,820,000円×0.87=21,593,400円 323万円ダウン↓

 退職手当は退職後の生活を支える大切なお金です。私たち職員は現行の支給水準を見込んで生活設計をたてており、大幅な引下げは生活破壊につながりかねません。しかも、定年退職だけではなく、自己都合退職を含む全職員が対象となります。実施日直前の「駆込み退職」などの離職増加を招き、いまでも困難な医師や看護師の確保がいっそう厳しくなれば、病院経営が危ぶまれる事態に陥るのではないでしょうか?

職場の責任者にも労務管理研修の徹底を

 年休をとらせない、忌引きを認めない、時間外を書かせない、発熱しても休ませない……。
こんな労務管理もできない、労働法規も守らないような職場の責任者をなくしてください!!

宮城野分院「雇用を守る」は本院統合時の職員全員

 東日本大震災で被災して、3年後に東北公済病院に統合される宮城野分院について、「職員全員の雇用を守る」とは2016年3月31日時点の職員全員が対象であることを確認しました。

「不誠実交渉」をめぐる都労委第3回調査は5月13日(月)13:00集合 ぜひご参加ください!