一時金は(1)在職期間部分+(2)出勤日数部分+(3)勤勉部分からなります。10月18日に連合会は冬季一時金2.05月を提案しましたが、(3)の勤勉部分については、個人の評価結果と病院実績を反映して増減する内容です。新給与制度の1月実施を提案しながらの改悪前倒しは不誠実です。
成績率が標準・基本でも2.05月出ない
(成績率の表はこちら)
基準額×2.05月が支給されるべきところ、提案では成績率によって増額・減額されます。評価の分布率はAが5%以内、Bが20%以内ですから、約75%の職員は評価C(標準)となります。
★C評価で病院実績が「基本100〜103%」の場合は、成績率が0.03下がって、2.02月に
本俸20万円、地域手当12%(24,000円)の人は、6,720円ダウン
本俸30万円、地域手当12%(36,000円)の人は、10,080円ダウン
下げた分はABの成績優秀者へ
★C評価で病院実績が「100%未満」の場合は、成績率が0.13下がって、1.92月に
本俸20万円、地域手当12%(24,000円)の人は、29,120円ダウン
本俸30万円、地域手当12%(36,000円)の人は、43,680円ダウン
赤字の責任を職員に押しつけ
では反対に“最高に優秀”な例を確認してみましょう。
★A評価で病院実績が「103%超」の場合は、成績率が0.27上がって、2.32月に
本俸20万円、地域手当12%(24,000円)の人は、60,480円アップ
本俸30万円、地域手当12%(36,000円)の人は、90,720円アップ
A評価なんて一部の人だけ
11月26日交渉、28日始業時30分スト予定
基準が曖昧で評価者の感情が入り込む勤務評価と、職員個人にはどうにもできない病院実績によって、一時金に差をつけられようとしています。賃金は生活の糧です。こんな不平等は絶対に認められません。11月26日の一時金交渉は、28日始業時30分ストライキを背景に、誠意ある回答を引き出します。