国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

121119 冬季一時金2.05月からどれだけ下がる?

 一時金は(1)在職期間部分+(2)出勤日数部分+(3)勤勉部分からなります。10月18日に連合会は冬季一時金2.05月を提案しましたが、(3)の勤勉部分については、個人の評価結果と病院実績を反映して増減する内容です。新給与制度の1月実施を提案しながらの改悪前倒しは不誠実です。

成績率が標準・基本でも2.05月出ない

(成績率の表はこちら
 基準額×2.05月が支給されるべきところ、提案では成績率によって増額・減額されます。評価の分布率はAが5%以内、Bが20%以内ですから、約75%の職員は評価C(標準)となります。

★C評価で病院実績が「基本100〜103%」の場合は、成績率が0.03下がって、2.02月
本俸20万円、地域手当12%(24,000円)の人は、6,720円ダウン
本俸30万円、地域手当12%(36,000円)の人は、10,080円ダウン
下げた分はABの成績優秀者へ

★C評価で病院実績が「100%未満」の場合は、成績率が0.13下がって、1.92月
本俸20万円、地域手当12%(24,000円)の人は、29,120円ダウン
本俸30万円、地域手当12%(36,000円)の人は、43,680円ダウン
赤字の責任を職員に押しつけ

では反対に“最高に優秀”な例を確認してみましょう。
★A評価で病院実績が「103%超」の場合は、成績率が0.27上がって、2.32月
本俸20万円、地域手当12%(24,000円)の人は、60,480円アップ
本俸30万円、地域手当12%(36,000円)の人は、90,720円アップ
A評価なんて一部の人だけ

11月26日交渉、28日始業時30分スト予定

 基準が曖昧で評価者の感情が入り込む勤務評価と、職員個人にはどうにもできない病院実績によって、一時金に差をつけられようとしています。賃金は生活の糧です。こんな不平等は絶対に認められません。11月26日の一時金交渉は、28日始業時30分ストライキを背景に、誠意ある回答を引き出します。
 

協定破棄を撤回せよ! 11.8連合会前行動

 11月8日、医労連統一行動の一環として、全国の国共病組支部日本医労連、国公労連などから40人が集まり、連合会本部前で抗議行動を行いました。連合会が協定破棄を撤回して、誠意をもって新給与制度の交渉を尽くすことを組合は求めています。病院は人手不足でたいへんな状況なのに、賃下げしたら人員確保がさらに困難になる上に、勤務評価による成果主義賃金でチームワークが壊されてしまいます。病院にとっていいことひとつもなし!の新給与制度を強行実施させない決意を新たにしました。

東京都労働委員会に不当労働行為の救済申立て

 2011年9月に中央労働委員会で、連合会に対し、「勤務評価の賃金・一時金への反映について、組合に早期に提案して十分協議をすること」というあっせん案が出されました。ところが、連合会はその後の交渉において、「組合は勤務評価制度の実施について同意した」と事実に反する一方的な見解を繰返し、組合が要求した資料も出さず、まともな回答もせずという状態が続きました。その挙句に今回の協定破棄です。組合は11月12日、都労委に不当労働行為救済申立てをしました。第三者機関で連合会の違法な不誠実交渉を正していきます。