国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

121012 連合会に協定破棄撤回を強く要請

協定破棄を宣告しての交渉なんてありえない

 協定破棄予告をしておきながら「交渉を継続する」と表明した連合会に対し、10月9日、協定破棄の撤回を求めて要請書を提出しました。国共病組だけでなく、この事態を重く受け止めた日本医労連、全国組合協議会も連名の要請です。労使の話し合いで決めてきた協定を一方的に破棄して、労使合意がなくても、連合会の好き勝手に労働条件を変更しようという態度は、これまで築いてきた労使関係を壊すものであり、また、昨年9月の中労委あっせんで言われた「十分協議すること」にも反します。
 「継続協議と言いながら協定破棄をするとは、交渉するつもりがないのか」との追及に対して、連合会は「交渉は続けるが、協定破棄の撤回はしない」と開き直った回答をしました。「協定破棄をして、就業規則の変更で、新給与制度を強行する」という連合会の暴挙は絶対に許しません。国共病組は最後まで闘い抜きます。

片淵職員部長に「要請書」を手渡す相澤日本医労連副委員長

協定破棄を撤回し、合意めざして誠実な交渉を!

要  請  書

 9月10日の団体交渉において貴職は「継続協議」を表明し、新給与制度の10月1日実施は見送られました。その後、9月18日付「給与制度の見直し(再修正案)」が届き、新給与制度施行日2013年1月1日への延期、高額家賃補助、早出手当、人工透析手当の廃止時期および経過措置を1年延期する提案がされ、9月21日の事務折衝で説明を受けました。
 ところが同日、「再修正案」の説明の直後に、貴職は「有効期間の定めのない協定の解約について」を提示しました。その内容は、「給与制度見直しについては、今後も貴組合との間で合意を得るべく交渉していく考えであるが、合意を得るに至らない場合を考慮し」、「給与制度見直しに関わる次の協定について、平成24年12月20日をもって解約する」というものでした。交渉では「継続協議」と言いながら、わずか10日後には協定破棄予告をするとは、これまで築いてきた労使の信頼関係を壊す行為です。
 昨年9月の中労委あっせん案で、連合会は「勤務評価制度を実施するに当たり、勤務評価制度の賃金・一時金に係る処遇への活用に関し、できるだけ早期に組合に提案して、組合と十分協議をするものとする。」と言われています。組合は、新給与制度の根幹である勤務評価制度に問題があると考えており、他の人よりもよい評価を得ようと職員同士が競わされ、チーム医療が破壊されるのではないか、との懸念を表明して、制度の中止を求めています。連合会は、「連合会としては、組合は勤務評価制度の実施について理解し、制度導入に係る紛争は解決したものと考えている。(3月12日春闘、6月4日、9月10日回答)」として、この懸念に対していまだにまともな回答をしていません。
 労使合意によって賃金・労働条件を決め、実施していくのが労使の当然のルールです。新給与制度を強行実施するつもりで、形だけの団体交渉を重ねても、それは不誠実団交であり、不当労働行為であると言わざるをえません。下記の通り強く要請するものです。

 協定破棄を撤回して、正常な労使関係を確立し、労使合意めざして誠実な交渉を尽くすこと。

以上