国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

140618 新給与制度問題 都労委で和解成立

連合会は「誠実な対応」を義務づけられる

 6月16日、東京都労働委員会でのたたかいは和解で終結しました。これまで国共病組を応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。勤務評価・新給与制度を改善するため、いっそうの取り組みを強化し、問題点をこれからも追及していきます。今後ともよろしくお願いします。

勤務評価・新給与制度導入をめぐる不当労働行為事件の和解解決について

2014年6月16日 国共病組

 勤務評価・新給与制度導入をめぐる不当労働行為事件は、東京都労働委員会において2012年11月12日の申立てから1年7か月にわたる争いとなっていましたが、2014年6月16日、和解によって労使協定を締結し、解決しました。

 この和解案は労使協議によって作成したものであり、都労委は文言を一切変更していません。これは、私たち国共病組が連合会と対等な立場で問題を自主的に解決する力をもつ労働組合であることの証であり、私たちの確信となるものです。

 和解案の前段は、「連合会と組合の双方は、互いの立場を尊重し、信頼関係を構築するとともに、正常な労使関係の確立に一層努めること。」であり、今後の正常な労使関係を互いの努力によって確立していくことを労使双方で確認しました。

 後段は、「連合会は、勤務評価制度や新給与制度の導入後の問題について組合から交渉の申し入れがあった場合は、誠実に対応すること。」とされ、組合が問題であると考えることがらについて交渉の申し入れをした場合は、連合会は誠実に対応しなければなりません。

 連合会は、勤務評価結果が給与反映される新給与制度によって「がんばった人は報われる」と説明してきましたが、成績優秀者の枠が決められている以上、職員の大多数はがんばりが評価や給与に結びつかない「報われない制度」であることは明らかです。職員同士を競わせ、チーム医療を破壊する制度を認めることはできませんが、新給与制度が2013年1月1日に実施された事実を受け止め、都労委でのたたかいを通して、問題を改善していくための交渉の機会が確立できたことはたいへん大きな成果です。

 今回の和解解決を組織全体の確信として、職場の要求を集約し、取り組みを強化していきます。そして、これまで支援していただいた多くのみなさんの期待に応え、働き続けられる職場を作っていきます。

以上

自分の評価結果を聞きにいこう! 開示は7月1日から

 勤務評価結果は毎年7月1日から7月21日の期間に事務で開示します。評価結果は10月昇給や夏季・冬季の一時金などに反映されますが、評価A〜Cの人は自分で聞きにいかないと教えてもらえません。評価もわからないのに給与反映されるのは気持ち悪いですよね。しかも、給与反映するときには、Aは5%以内、Bは20%以内の成績優秀者の枠があるので、全員が評価どおりに給与反映されるとは限りません。評価結果に納得できなければ、相談窓口に苦情申立てをすることができます。申立て期間は開示期間と同じ期間であり、今年は7月21日が祝日のため、連合会本部は病院に「柔軟な対応」をするように通知したそうですが、時間的余裕をもって開示請求することをおすすめします。

 開示期間にしか聞くことができない自分の評価です。必ず聞きにいきましょう。過去の評価結果の開示請求もできますが、苦情申立てができるのは今回出される最新の評価だけです。なお、開示請求や苦情申立てをしたことによって不利益を被ることはないと「手引き」にあります。万が一、パワハラ的な対応があったら、すぐに組合にご相談ください。