「目標をまだ提出していません」、「忙しくて面談ができていません」。2月20日、中央交渉で複数の病院の看護師が連合会に現場の実態を訴えました。「○○病院の看護部はラダーを流用」、「目標設定をしていない職員がいる」、「これ以上仕事は増やせない」などと組合はこれまでの交渉の中でも指摘してきましたが、連合会は病院からの報告を鵜呑みにして、「勤務評価は円滑にすすんでいる」と主張しています。10月昇給に反映させようにも、3月に評価が出ない職員がいるのは大問題ではありませんか? このような状況下で新給与制度を4月から実施するのはあまりに無謀です。「勤労意欲が高まる」どころか、職員同士が競わされてチーム医療が破壊されるのではないかとの組合の懸念はいまだに払拭されません。また、年末年始手当や人工透析従事手当の廃止、病院経営状況の一時金への反映など、まだまだ労使協議は不十分です。連合会の4月実施の強硬姿勢をなんとしてでも改めさせるために、3月15日にストライキを構えて、次回3月12日交渉に臨みます。
勤務評価反対署名1,503筆を提出
みんなの声をしっかり届けました。ご協力ありがとうございました。
医療の賃金改善のための制度を廃止しないで!
2010年度の医師を除く医療業の所定内賃金は、他産業よりも13,354円低い結果でした。格差が縮小してきたのは他産業の賃金が下がったからです。医療の賃金が低いために措置されてきた5年2号俸昇給や長期勤続者退職時特別昇給などの制度を廃止するのは、明らかな不利益変更であり、絶対に許されないことです。