労使協議もなく震災に便乗して2交替がはじまり、ズルズルと続けていたのはルール違反です。組合は、3交替に戻したうえで、2交替についての団体交渉をするよう再三申し入れてきましたが、病院は「宮城野分院のことで忙しい」などとして、交渉を開くこと自体を拒んできました。
7月1日、病院はアンケート結果を理由に2交替を継続したいと申し入れてきましたが、そもそも3交替に戻したうえで協議をはじめるのがスジであり、勝手にアンケートを実施したこと自体、たいへん不誠実です。7月6日、やっと実現した団体交渉で、事務部長は「職場の混乱を引き起こすから2交替を続ける」と主張していましたが、組合の粘り強い交渉の結果、最後には「8月から3交替に戻します」と約束をさせることができました。
「2交替についてはあらためて提案して協議したい」
事務部長はかつて「患者の命を犠牲にしてまで経営を優先しない」と発言しています。組合には、「16時間も緊張し続けるなんてできない」、「朝は眠くて疲れて身体が動かない」、「何か事故を起こすのではないかと不安」、「すぐに3交替に戻して」といった声が寄せられています。組合は、職員の健康や患者の安全を守れない2交替に反対しています。
「2交替導入は労使協議事項である」ことを国共病組と連合会の間で確認してあります。もし病院が2交替を導入したいなら、勤務時間や休憩時間、人員配置、仮眠室、休日などの労働条件を提示したうえで、労使協議をしなければなりません。いったん8月に3交替に戻し、病院は2交替導入の労働条件を整えて、組合に申入れをしてくることになりました。
次回協議がいつになるかは未定ですが、この協議に参加したい方は組合にお申し出ください。
私たちの働き方は私たちが決める!
病院の意向調査の説明は不十分です。詳しい条件が書かれていないので、選ぼうにも悩んでしまいますよね。組合は「ここで働き続けたい」、「しばらく休みたい」、「よそへ転勤したい」、あなたの率直な気持ちを書きましょう。意向調査に基づく面談では、間違っても退職強要などのないように、くれぐれも注意するよう病院に要望しました。もし、あなたの気持ちに沿わないことを強制されそうであれば、すぐに組合に相談してください。
震災の責任を東北公済だけに負わせるな!
病院はもっと連合会に対してアピールしてください!
病院は職員を大事にしてほしい!
組合はみなさんを代表して、直接、連合会にも訴えていきます。あなたも組合に入って一緒に声をあげよう!