夏季交渉第2日の6月7日、夏季一時金、休暇、保育所運営費補助について、上記の内容で労使協定を結びました。また、連合会は下記のように病院を指導すると約束しました。
(1)取得制限などさせず「夏季休暇を完全消化させる」
(2)本人の請求に基づいて付与するものであり、「夏季休暇を勝手に入れない」
夏季休暇はあなたの権利です。もし、夏季休暇が5日とれなかったり、上司に勝手に日にちを指定されてしまったら、すぐに組合に相談してください。
フルタイム非常勤職員について「引き続き協議します」
常勤職員と同じように働くフルタイム非常勤職員は「非常勤職員の就業規則を適用」されるため、常勤職員と待遇に格差があります。組合は人数・実態調査をするよう連合会に要求しています。連合会は当初、「なかなか難しい」と渋っていましたが、交渉終盤に「引き続き協議する」との回答を引き出すことができました。組合は非常勤職員の常勤化を求めて、これからも追及していきます。
「病院から要求があれば、定数拡大は可能です」
(1)国の定員10%削減なくなる
(2)病院から増員要求があれば、定数拡大を財務省と交渉する。定数は3月31日現在の人数でみる
(3)常勤職員採用は本部承認ではなく、病院長裁量とする(経営改善対象病院は除く)
すでに2011年2月通達により病院の定数内であれば全職種が病院長裁量で採用できるようになりました。「増員の根拠が明確であれば、病院が連合会に要求すれば定数が増えます」と病院部長は発言しました。非常勤職員の常勤化については、病院の定数拡大が何よりも大切なことです。2012年度末定数を増やすよう12月までに病院と交渉して病院から連合会に増員要求させていきましょう!
「院内待機は業務量・人員配置を検証し体制を検討させる」
院内待機のある8病院について、連合会は、「業務量や人員配置を検証して、待機にふさわしくなければ、体制を検討するよう病院に指導した」と回答しました。組合は、院内待機という形ではなく、当直(1人週1回までの規制あり)あるいは勤務にすべきと考えます。