6月2日、夏季要求に対する連合会回答がありました。6月6・7日に団体交渉、9日にストライキを構えています。また、連合会は給与制度協議のために6月、7月に団交したいと言ってきました。
1.夏季一時金は3ヶ月プラス5万円を支給すること。
回答:国公準拠で1.9か月。
→ 昨年は年間3.95か月(夏季1.95か月、冬季2.0か月)で、今年も昨年同様です。
2.夏季休暇を7月から9月の間に7日間付与すること。非常勤職員に対しても正職員に準じて付与すること。
回答:夏季休暇は7月から9月の間に5日間。
3.年末年始勤務手当は、1勤務につき15,000円を支給すること。
回答:冬季一時金の時期に交渉して決めたい。
→ 現行6,900円ですが、給与制度委員会報告書では年末年始手当廃止案が出ています。「職務の特殊性が低下した」から廃止とはどういう意味ですか? 新給与制度についての協議はこれからです。諸手当の廃止に組合は徹底的に反対していきます。
4.労基法違反を一掃し、法令遵守を指導すること
回答:不適切な例があれば指導する。
→ いやがらせの職場異動で退職に追い込む、子育てのために夜勤免除を申し出たら「やめていただいて結構」、家が遠いから退職を勧めるなど、退職強要されて組合に相談がくるケースがあちこちで起こっています。退職強要は違法であることを現場の職制はわかっているのでしょうか?
5.年休の取得推進に向けて、人員を確保すること
回答:人員は、実情を踏まえて各病院が判断している。
→ 「人がいない、忙しい」からといって、年休をとらせない、あるいは勝手に付与することは違法です。年休とは、本人の希望する日に、理由など関係なく自由にとれる休暇です。病院はみんなが年休をとれるだけの人員配置をすべきであり、組合はこれからも追及していきます。
6.非常勤職員の処遇改善をすること。とりわけ、7時間45分労働の非常勤職員に対する処遇は正職員と同じとし、正職員への道を開くこと。
→ 「定数があり難しいと病院は言うが?」と問うと、
回答:関係当局への努力をしています。
→ もちろん、連合会は定数を増やす努力をしているとは思いますが、フルタイム非常勤の人数を調査して、「関係当局」に必要数を示しながら働きかけをしていただきたいものです。
7.連合会として責任を持って宮城野分院の再建・復興をはかること。
回答:現時点ではお答えできる状態ではない。
→ 調査中とのことで、明確な回答はありませんでした。宮城野分院は地域になくてはならない病院です。経営よりも地域医療の再生こそが、連合会の課題ではないでしょうか。