3月13日、国共病組の春闘要求に対する連合会回答が出ましたが、これまでの回答の繰り返しにすぎない誠意のない内容でした。主な回答は下記のとおりです(回答全文は組合事務所で閲覧できます)。
春闘交渉は4月8日。4月10日始業時30分ストライキを背景に、みんなの要求実現のためにがんばります!
国共病組春闘要求(2月18日)と連合会回答(3月13日)
新給与制度
要求:労使合意に基づく新給与制度とすること。
回答:連合会としては、新給与制度の定着を図っていくこととしている。
強行した上に「定着を図る」だなんて!
再雇用制度
要求:希望者は65歳まで定年延長を図るとともに、定年前早期退職制度を全職員に適応すること。再雇用の賃金は70%を保障すること。
回答:定年前早期退職制度を全職員に適応する考えはない。希望者全員を再雇用の対象とする規則改正をした。再雇用後の処遇は各病院で決定する。
「希望者全員再雇用」は法律。のめない労働条件を提示する“再雇用門前払い”は禁止せよ!
寒冷地手当
要求:国家公務員に準拠して寒冷地手当を復活すること。
回答:手当の復活は考えていない。
公務員にあるのに連合会病院にないのはヘンでしょ
5局長通知
(厚労省「看護師等の『雇用の質』の向上のための取り組みについて」(2011年6月17日通知)
要求:厚労省「5局長通知」の趣旨を踏まえて、看護職員の長時間・過密労働を改善し、働き続けられる労働条件を整備すること。
回答:5局長通知については、連合会は通知を受けていないが、検討すべき問題と考える。
2011年に国が各都道府県を通じて全国の病院に要請しているのに、連合会はまだ検討してないの?
月8回夜勤
要求:夜勤は1人月8回(62時間)以内とする夜勤協定を締結すること。
回答:月8回以内の実現が望ましい、9回以上を減らす努力をしてきた。
努力したなら結果を出してよ! 月10回、11回夜勤をなんとかして!
非常勤職員の処遇改善
要求:非常勤職員に、夏季休暇、病気休暇、年末年始休暇等を有給保障すること。インフルエンザ、ノロウィルスなどの感染症で出勤停止を命じられた場合は、特別有給休暇を保障すること。
回答:非常勤職員の労働条件は、就業規則準則に定めるもの以外は各病院で定める。
就業規則準則に「無給」と書かずに病院に任せれば?
宮城野分院閉鎖問題
要求:東北公済宮城野分院の統合について、職員の雇用の保障と機能の充実を、連合会の責任をもっておこなうこと。
回答:宮城野分院の全職員は、原則、本院で雇用する。
パートも含め、「全職員」の雇用を守れ!