勤務評価制度と新給与制度はセットで論じるべき
4月28日、連合会が勤務評価制度の「実施規程(案)」を示してきました。下のスケジュールのように6月からの実施をめざすといいます。一方、勤務評価の賃金への反映方法を含む「新給与制度案」については、給与制度検討委員会の報告書と骨子しか示されておらず、連合会はまだ正式提案をしていません。職員に検討委の報告書と骨子を配布し、「広く意見を聞いて、連合会としての給与制度案を秋に提示する予定」です。つまり、新給与制度についてこれから協議がはじまるのです。新給与制度案の中の勤務評価制度だけを6月にはじめてしまうのはおかしいでしょう?
職員の評価の前に役付基準を明確にせよ!
「これまで役付者の基準がなかったから、勤務評価制度を導入して統一的な基準とする」といいますが、17年前に俸給表が4つの級に分けられた際に、連合会は「役付き基準の明確化」を約束しています。しかし、基準を作らずにきたあげくに、それを理由に勤務評価制度を導入するとはなにごとでしょうか! 国共病組のアンケートでも、「勤務評価をやるなら役付者をやるべき」「管理職を部下が評価する制度こそ必要」「まったく信頼のない上司に自分の賃金を左右されたくない」「評価者に公平な判断ができるとは思えない」など、現在いる評価者の資質を問うべきだという意見がたくさん寄せられています。国共病組はこれからも役付者の基準について追及していきます。