春闘要求に対する3月16日連合会回答は昨年同様であり、多くのことが改善されないままです。
主な要求と回答
賃金・諸手当の改善
チーム医療を壊し、個人競争をあおる勤務評価制度を導入しないこと。
試行の検証結果をふまえ、必要があれば見直しを行ったうえで、本格実施を提案し、進めていく。制度導入がチーム医療の崩壊につながるとは考えていない。
基本給を4万円以上引き上げること。一時金を大幅に引き上げること。
国家公務員に準ずることとしているが、病院の経営状況をふまえて回答したい。
介護報酬改定の趣旨に基づき、介護福祉士、ヘルパーの俸給表の位置づけを改善すること。
職務内容を個別に判断して決定すべきものと考える。
地域手当、扶養手当、時間外手当、危険手当、看護師の特別夜勤手当など、諸手当を改善すること。
現行制度の変更は考えていない。
看護師等の増員・夜勤改善、子育て支援
夜勤月8日(64時間)以内、配置人員を明記した夜勤協定を締結すること。必要人員を確保すること。
勤務体制については各病院で判断すべきものと考える。2交替制の導入については交渉事項である。増員については関係当局に働きかけていく。
産前8週間・産後10週間。妊娠中、産後1年間は申請がなくとも夜勤・時間外を免除すること。
現行制度の変更は考えていない。
1日4時間・週20時間など育児短時間勤務制度を導入すること。
制度導入は困難と考えている。
労働条件の改善
時間外勤務を削減し、不払い時間外労働を一掃すること。
時間外の管理は、各病院において適切に行われるべきものと考える。今年も病院管理者に対し、労務管理研修を実施する。
院内待機制度は廃止し、増員によって勤務者を配置すること。
現在、実態把握をしている。まとめにしばらく時間がかかる。