国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

100825 人事院、2年連続マイナス勧告の暴挙

 8月10日、人事院は国会と内閣に対して公務員の給与等に関する勧告および報告を行いました。
 給与では医師と若年層をのぞくすべてに100円〜900円の引き下げ。さらに、一時金についても0.2ケ月を削減するとしています。公務員にスト権など労働基本権を与えず、その代償措置として第三者機関として設置されている人事院が政府の公務員賃金抑制方針に迎合し賃下げを押しつけることは勧告権の濫用であり暴挙としかいいようがありません。
 公務員に準ずるとしている連合会も、この秋の交渉では同じマイナスの回答が予想されます。

“人勧どおりの賃下げは許さない”闘いが必要です。

連合会の賃金に当てはめると:

(1) 医師   賃下げなし
(2) 事務職員(大卒) 40歳以上 0.1%(200円〜500円)の引き下げ
(3) 医療技術職(高卒) 36歳以上 0.1%(200円〜500円)(歯科衛生士等)
(4) 医療技術職(短3卒) 40歳以上 0.1%(200円〜500円)(臨床検査技師等)
(5) 看護師(短3卒) 40歳以上 0.1%(200円〜500円) の引き下げ
(6) 薬剤師(大卒) 40歳以上 0.1%(200円〜600円)の引き下げ

公務員は55歳超える職員の賃金抑制措置を強行

 勧告では50代後半層の俸給等を1.5%削減する措置を行いました。公務員賃金でいえば6級以上となります。連合会病院職員のモデル賃金にあてはまるとすれば、連合会は4級までしかないのですが、対応号俸からみると部長クラスかそれに次ぐクラスが対象となると思われ、役付でない職員は対象外となります。

一時金の引き下げは具体的には以下のようにすると勧告しています

年間で0.2月の引き下げ

6月期 12月期 年間
22年度(2010年) 1.95(支給済) 2.00(現行2.20) 3.95 
23年度(2011年) 1.90 2.05 3.95 

 公務員はこの本俸と一時金の引き下げ分を、4月からさかのぼって12月の一時金で差し引くとしています。

私たちは成果主義賃金強行導入と賃下げは許さない!

 病院は、入院日数の短縮や救急医療へのシフトで年々働く環境はきつく、人手不足の中で働いています。診療報酬もプラスとなる可能性もあります。経営状態も良くなっていく中で、公務員準拠の賃下げではやる気をなくすものです。
 賃下げを阻止し、勤務評価制度など勝手な賃金抑制はやめさせましょう。