1次試行後アンケート(国共病組調査、2010年6月までの回答)より
(1)「がんばる人に報いたい」と連合会は言うけど、「あなたのやる気」は「変わらない」が56.8%、「下がる」は31.7%。「上がる」と答えた人は7.9%しかいないね。
(2)「医療・看護の質」は基本的なこと。みんなプロだし何があっても質は落とせないから、「変わらない」59.7%は当然の数字ね。でも、「悪くなる」と心配している人が23.8%もいるわ。
(3)医療の現場でいちばん大切な「人間関係・チームワーク」については、「よくなる」はたったの4.8%。「悪くなる」と考える人がとても多くて42.5%もいるのね。
やる気なんて出るわけない 全医労業績評価アンケート(2009年12月)より
国立病院機構では2009年6月の一時金から評価が反映されています。
- 人員不足やゆとりのない職場では、評価出来ないと思います。仕事もきちんと出来ない部分もあり、満足感が得られない。
- 「良い医療を提供する」という同じ目的で仕事をするのに、なぜ個人の目標が必要なのかがわからない。
- 収入の安定があってはじめて仕事への感謝や意欲が出るのであって、上のさじ加減で収入がかわるのなら自分の生活の心配ばかりしなくてはならなくなり、仕事へのやる気が出るわけない。
- 日常の業務を一生懸命務めても業績評価で給与に差がつくかと思うと仕事に対する意欲がなくなるし、何のために仕事をしているのか分からなくなる。
- 業績評価の目標を立てて、やらされている感があってすごく嫌な感じがしています。また、その目標達成のため休みの日も出勤しているような状態で、仕事をやめたいと真剣に悩んでいます。
- ただでさえ日々業務に追われ、看護の質が低下しているのにもかかわらず、業績評価で目標をあげ、その分までの仕事が増え、患者に関わる時間がないのが現状だと思います。
- 何かあるたび評価、評価と師長に言われとても嫌だ。
- ストレス以外のなにものでもない。上に何も言えなくなる職場を作るだけ。