連合会の勤務評価制度案は、「プロセス評価」と「成果評価」の2要素からなります。実施要綱によると、基準はあくまで参考例で、「病院の実情に合わせて」変更が可能です。
プロセス評価…期待される行動がどの程度できたかを評価する
(1)評価項目。右の行動基準は職種・職階別で、「職務定義書」の内容です。
1.確実な医療の提供
2.患者さん満足の追求
3.医療の安全性の向上
4.地域医療との連携
5.チーム医療の展開
6.医療資源の活用
7.自己啓発と人材育成
(2)これを4人が5段階で評価します
(自己評価、1次評価、2次評価、評価決定)。
たとえば、被評価者が看護師なら、1次は師長、2次は看護部長、評価決定者は院長です。
(3)評価基準が一応示されていますが、本当に公平な評価ができると思いますか?
5:行動基準を大幅に上回っていた
4:行動基準を上回っていた
3:行動基準に合致していた
2:行動基準にやや合致せず、業務上の指導があった
1:行動基準に合致していなかった
(4)5から1の評価の目安はabcでつけます。「観察の機会」がなければbです。
行動基準の評価の目安 | |
a | このような行動が、非常によく見られる |
b | このような行動が、よく見られる |
c | このような行動が、ほとんど見られない |
評価項目の評価の目安 | |||
5 | すべてa | 3 | aとc |
4 | aとb | 2 | bとc |
3 | すべてb | 1 | すべてc |