国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

勤務評価制度導入NO!(2) もっと働けというのですか?


 勤務評価制度で賃金を上げるには、今まで以上にがんばって働いて、上司との面接で決められた個人目標を達成するしかありません。何とか目標を達成できても、次の年にはもっと高い目標を掲げることが求められます。ただでさえ忙しくてテンテコ舞いで、数時間の残業が当たり前なのに、「もっと働け、もっと働け」と、どんどん忙しくなっていくのです。
 仕事に追いまくられ、満足な医療もできず、健康破壊やバーンアウト(燃え尽き)が後をたちません。これ以上の労働強化を強いられれば、退職者がさらに増え、自分の身体も患者の安全も守れない人員体制になりかねません。

「慢性疲労」が7割を超え、「健康に不安」も6割超える

「看護職員の労働実態調査・中間報告」より(日本医労連2010年4月)
 日本医労連の調査では、看護職員の健康実態が20年前に比べて大きく悪化していることが明らかになりました。「疲れが翌日に残ることが多い」51.2%、「休日でも回復せず、いつも疲れている」22.3%を合わせた、いわゆる「慢性疲労」は73.5%にも上ります(下図)。また、健康状況を聞くと、「健康に不安」50.5%と「健康に大変不安」11.3%を合わせると61.8%でした。「自分が健康である」と回答した人は34.2%と約3分の1にすぎません。さらに、約7割が仕事での「強い不満、悩み、ストレス」が「ある」と答えています。

交替制勤務者、23人に1人が「過労死危険レベル」


 日本看護協会2009年4月発表の看護職員調査では、交替制勤務で、かつ時間外勤務が月60時間を超えた「過労死危険レベルの勤務」は、23人に1人という結果でした。