安倍政権が国会会期を延長してまでも成立させようとしている「戦争法案」とはどんな法案でしょうか? 連日、ニュース番組などでとりあげられ、国民の理解が進むにつれて、安倍政権の支持率は急落しています。多くの国民が「安倍政権の暴走をストップさせよう!」と反対の声をあげています。
「戦争法案」は、あらゆる場合に自衛隊が海外に出動し、「いつでも、どこでも、切れ目なく」他国の戦争に介入し、武力を行使できるようにするものです。私たち日本医労連の加盟組合は、先の大戦で海外での侵略戦争に従軍看護婦として動員された痛苦の体験から「ふたたび白衣を戦場の血で汚(けが)さない」を合言葉に、平和といのちまもる課題を最重要課題として位置づけて運動にとりくんできました。国民のいのちと健康を守る医療・介護・福祉労働者として、直ちに「戦争法案」を撤回することを求めます。
戦争法案反対意見広告の賛同募金にご協力を!
日本医労連の加盟組合は、いのちをまもる医療・介護・福祉労働者の総意として、「戦争法案」に反対することを社会的にアピールし「戦争法案」を廃案に追い込むために、新聞に意見広告を掲載します(朝日新聞9月5日の朝刊全面広告を予定)。広告掲載の費用はみなさんからの賛同募金でまかないます。1人100円の賛同募金にぜひご協力をお願いします。
国共病組第53回定期全国大会開催
7月10日から12日、京都・聖護院御殿荘にて国共病組第53回定期全国大会を開催し、2015年度の運動方針を決定しました。札幌医療センターの新卒看護師の過労自殺、そして残業代不払いの是正勧告を受けてとりくんだ「なくせ!不払い労働」運動を継続し、連合会と病院に勤務時間の適正管理を迫り、不払い労働を根絶します。悲しい過労死・過労自殺を繰り返さないために、1日8時間労働を基本として2交替・長時間労働の改善を求めるとともに、看護師確保法基本指針にもある「月8日夜勤」を守らせ、夜勤回数の適正化を求めます。また、看護師だけでなく、交替制夜勤をしている全職種に対する手当の拡充を求めます。夜勤は心身に大きな負担であることの理解を広げ、交替制労働者の労働時間短縮、長時間労働の法的規制の実現に向けてがんばります。また、パート職員の処遇改善、均等待遇を追求します。
働きやすい職場づくりをめざして、あなたも国共病組で一緒に活動しませんか?