2交替になっても3交替のときより夜勤時間が減らなきゃ意味がない!
多くの人が夜勤72時間超え
国の指針で、3交替制の夜勤制限は「月8回、月64時間以内」です。2交替制になって夜勤をつなげて「夜勤回数」が減っても「夜勤時間」が減らなければ働きやすくなったとは言えません。4人夜勤で月64時間以内を実現するには、夜勤できる人が31名必要です。ところが、人員不足のために1人にかかる負担が大きく、「長日勤もきついが夜勤もつらい」という状態が続いています。ちなみに、連合会の病院で看護師が増えてないのは、立川、宮城野、三宿、そして広島記念の4病院です。
夜勤人員(4人+4人)×31日÷8回=夜勤可能な看護師数31人
妊産婦の夜勤免除はできていますか?
労基法は妊産婦本人の申請があれば夜勤をさせてはならないとしています。これは妊婦と新たな命を守るための法律です。しかし、現実には「他の人に迷惑がかかるから」と夜勤免除を申し出せない状況があります。子どもは元気に生まれてほしい、自分も健康でありたいなら、妊娠がわかった時点で夜勤免除を申請しましょう。他の人に迷惑がかかるのは人出不足が原因です。5月の勤務表に、産休に入る2日前まで夜勤をしている看護師がいました。看護部長は「ご本人の希望で」と言うかもしれませんが、生まれてくる赤ちゃんに病院経営の負担を負わせてはいけません。