国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

100617 広島:支部ニュース No.2223「とにかく人を増やして!」

2交替になっても3交替のときより夜勤時間が減らなきゃ意味がない!

多くの人が夜勤72時間超え

 国の指針で、3交替制の夜勤制限は「月8回、月64時間以内」です。2交替制になって夜勤をつなげて「夜勤回数」が減っても「夜勤時間」が減らなければ働きやすくなったとは言えません。4人夜勤で月64時間以内を実現するには、夜勤できる人が31名必要です。ところが、人員不足のために1人にかかる負担が大きく、「長日勤もきついが夜勤もつらい」という状態が続いています。ちなみに、連合会の病院で看護師が増えてないのは、立川、宮城野、三宿、そして広島記念の4病院です。

夜勤人員(4人+4人)×31日÷8回=夜勤可能な看護師数31人

妊産婦の夜勤免除はできていますか?


 労基法は妊産婦本人の申請があれば夜勤をさせてはならないとしています。これは妊婦と新たな命を守るための法律です。しかし、現実には「他の人に迷惑がかかるから」と夜勤免除を申し出せない状況があります。子どもは元気に生まれてほしい、自分も健康でありたいなら、妊娠がわかった時点で夜勤免除を申請しましょう。他の人に迷惑がかかるのは人出不足が原因です。5月の勤務表に、産休に入る2日前まで夜勤をしている看護師がいました。看護部長は「ご本人の希望で」と言うかもしれませんが、生まれてくる赤ちゃんに病院経営の負担を負わせてはいけません。

年休はとれていますか?

 労基法39条に定められた年次有給休暇について、連合会は次のように述べています。「年休の取得は労働者に認められた権利。休暇の取得を推進するために必要な配慮をしなければならず、単に忙しいことなどを理由に付与を拒否することは認められない」(2008年7月の通達)。年休申請を「人が足りない」といって拒否するのは法律違反です。そもそも人出不足が原因ですから、みんなが年休をとれるような人員配置を経営者はすべきなのです。

あなたの健康は守られていますか?

 医労連の調査では、看護職員の7割が「慢性疲労」、6割が「健康に不安」と答えています。これで患者の安全を守れるでしょうか?あなた自身の健康は守られていますか?