国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

100514 虎の門:「2交替制勤務の一方的実施はしない、労使協議をする」ことを約束


 5月13日の病院交渉において、「労働時間・休日の適法管理」で病院が取り扱いを保留していた件を確認するとともに、病棟で2交替16時間夜勤を検討していることを交渉しました。

法定を超えた労働時間の時間外手当「未払い」を認める

該当職種:手術室および透析室勤務の看護師、回復期リハ病棟勤務の理学療法士および作業療法士透析室勤務の臨床工学士、栄養士および調理師

1)病棟看護師以外の変形勤務制の職員に対し、勤務時間調整がされていなかったことを認め、昨年6月の5時間分の時間外手当を支給することを確認しました。
2)昨年9月以前はあいまいだった土日祭日に勤務した分を「代休」処理した場合は割増賃金を払わなければいけなかったことを認めました。ただし、事務作業上、「振休」(25%増し)なのか「代休」(35%増し)なのかを判断することは難しく、支払い方については前任総務課長に相談するとしました。

「2交替制勤務の一方的実施はしない、労使協議をする」ことを約束

 本院8・9階病棟で2交替16時間夜勤の導入が検討されています。「労働条件の変更には労使協議が必要であること」は連合会との確認事項なので、申し入れのとおり、「労使協議を尽くし、一方的な実施は行わないこと」を確認しました。また、「2交替導入はまだ検討している段階だ」との回答でした。組合は、労使協議を実施するために以下の資料の提示を要求しました。

(1)病棟の人員、夜勤可能人員、および必要人員、必要夜勤者数
(2)病棟勤務表の公開。その場合、氏名は削除し、順不同であることは差し支えない。(勤務表の開示は個人情報の開示にはあたらない)
(3)時間外勤務の実態資料(過去3年間分)。 ※ 時間外申請をしている時間ではなく、実際に勤務している時間をできるだけ正確に把握できるよう、業務に関わる案件での研修や勉強会、委員会の開催状況も添付されたい。
(4)病棟看護師の年次有給休暇の取得状況の病棟ごとのデータ(過去3年間分)
(5)病棟看護師の離職率と離職理由。(3年間分)
(6)就学前の子を持つ看護師の数


 いま2交替制=長時間夜勤労働が心身に悪影響を与えることが社会問題化されています。労働時間の変更は、育児や介護を抱える家庭だけでなく、働く者の生活に与える影響は甚大です。働き続けられる職場づくりを労使が協力して考えるべきではないでしょうか。

就業規則の変更を勝手にしないで!

 「全職種 変形労働」とした就業規則の間違いを訂正し、労基署に変更届を提出しなければならないことを労使確認してからすでに半年以上が経過しました。にもかかわらず、「2010年4月から本院外来看護師を変形労働にした」と安易に付け加えてきたので、検査など他の職種についても簡単に変更できるということなのか、と追及しました。変形労働の取り扱いが適法なのか、職場ごとに協定し労基署に届けるよう申し入れました。