9月28日の支部代表者による要請行動の場において、連合会は、勤務評価制度の「評価者研修は10月1日よりやらせてほしい」と強く要望しましたが、国共病組は、「研修も試行の一部、承諾できない。試行は合意がなければやらないという文書確認ができるなら話しは別だが」と主張したため、双方対立したままでした。午後6時20分には「10月から評価者研修はやらせてもらいます」と言い切って席を立とうとしながらも、10分間だけ協議させてくれと休憩をとり、以下のような文書を示してきました。
この発言メモは、交渉経緯で、「評価者研修の実施」と「試行の実施」は別であり、「試行の実施については十分に交渉する」とし、合意できるまで交渉する、あらためて“試行も一方的にはできない”という歯止めをかけた文書となっています。この文書をもって、国共病組としては、「評価者研修は実施する」ことを承諾しました。
発言メモ
1.評価制度や評価者研修の内容については、今後も組合から意見があれば検討し、対応する。
2.評価の試行の実施については、交渉の場を設け十分に協議する。
職員部長 印
内容について「組合からの意見には対応する」と言うが・・・「チーム医療になじまない制度は受け入れられません」
今回、内容について組合から意見があれば、対応する(内容の変更もある)ということも言っていますが、国共病組としては、制度導入そのものが問題であり、内容を変えればいいという立場は取りません。そのためにも、連合会が示した、評価制度の問題点の議論を展開する必要があると考えています。みなさんからも、意見や質問をお寄せください!
医師に勤務評価制度を導入して6年、その効果は検証されたのか? に対しても何も答えない連合会
医師には、2003年(平成15年)から一時金に勤務評定を導入しています。つまり、“がんばっている医師と、そうでない医師”とで一時金で差がついています。それは、経営改善や士気の向上に繋がったのでしょうか? 人件費財源は増やさないので、低い評価の者から引いた分を高い評価の者に加算するしくみです。連合会病院は医師が働きたいと思う病院となったのでしょうか?