9日 午後2時30分より午後7時30分まで交渉を行い、スト突入ギリギまで連合会は検討時間をとり、以下の回答を示してきました。
1. 給与改定について、「現時点においてはその具体的な回答はできませんが、現下の物価や光熱費の高騰を踏まえ行われる今春闘の民間企業の賃金改定の動向は、おのずと国家公務員の給与改定にも反映されることから、国家公務員の給与改定の状況なども踏まえて検討した上で、令和5年度の給与改定の提案をする際には、組合の意見を聞きつつ、誠意を持って対応したいと考えております」
2.常勤的非常勤職員の関係で非常勤職員から常勤職員への移行については、各病院の定数の空きがある時には、非常勤職員から常勤職員への移行を 各病院に引き続き働きかけていく。
3.非常勤職員の退職金について。 非常勤職員の退職金については、パートタイム有期雇用労働法のガイドラインにも、まだ明確に定められていないことや、同業他社の団体でも、現れていないということから、非常勤職員に退職金を払うことは難しいと考えている。
4.eラーニングの受講の取り扱いは、病院におけるeラーニングの受講の指示の仕方について、各病院に働きかけていくということとしたい。( 院内で受講できる環境を整備できない場合、自宅での受講も含む場合は、そのような指示を出すこと。指示があれば時間外の対象)
5.非常勤職員がインフルエンザなどで出勤停止を命じられた場合の取扱いについて。 常勤職員と非常勤職員で、 特別有給休暇と無給の休暇と差がある取り扱いについて、同じ取り扱いにすることができないかどうか、検討したい。
給与改定 「組合の意見を聞き 誠意をもって対応する」
賃上げ4万円の要求に対して、当初の回答は「原則として公務員給与に準ずるものとしつつ、直営病院の経営状況等についても、あわせて考慮する必要があるものと考えている」という内容の回答でした。
公務員がどうであろうと、私たちは賃上げしてほしいと要求している、具体額が言えないなら “世間並みの賃上げはする”とか言えないのかと追及しました。 その結果、上記のような答えでした。
これを翻訳すると、“賃金の世間相場は上がるであろう、であれば公務員も上がるであろう、であれば連合会もあがるであろう”ということになります.
ただ、給与改定時期の交渉(秋)では、「組合の意見を聞き、誠意をもって対応したい」と答えており、“不誠実”な一方的実施はしないということを約束されたと受け止めストライキを中止しました。
引き続き、労働条件改善交渉は4月も6月も予定します
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両立支援について
10月以降の制度改正に伴い刷新された「仕事と育児・会議の両立支援制度についてのパンフレット」は現在作成中。 出来上がったら、全職員に配布する予定。
増員
人員の増員について、病院ごとの運営方針・事業計画・配置人員等により適正に行われるものと認識している。