赤字病院は0.05月引上げなしの1.925月
6月7日ストライキ中止
6月5日の中央交渉で、国共病組と連合会は夏季一時金等について協定し、夏季闘争は妥結しました。よって、6月7日のストライキは中止します。スト準備へのご協力ありがとうございました。
病院部長「支援を断つわけにはいかない」「乗り越えてくれると期待」
赤字病院については、2016年冬季一時金は「0.1月据置き」、2017年夏季一時金は「0.05月据置き」の措置がありました。連合会は「赤字幅を減らしたい」、「経営支援をやっている」と言いますが、職員にとっては厳しい締めつけとしか感じられません。どんなにがんばっても、病院が赤字であれば差別支給をされるのでは、職員のモチベーションが下がり、かえって経営改善には悪影響ではないでしょうか。経営支援とは何か、人件費を抑えるのはなぜか、病院部長に説明を求めました。
「いわゆるモチベーションが落ちてしまうような状況の中で、去年一年、いろんながんばりをして、いつも何億も赤字を出していた病院が、今年の決算は一億を切ったんです。まだ赤字です。が、億単位の改善がされたんですよ。支援をここで断つわけにはいかないと思っています。」
「病院建築を成し得た病院もありますが、以前は大赤字で苦しんでいた病院が相当数あります。そういった病院が、それを乗り越えて黒字病院化しているんです。本部はこれまで手助けもしてきましたし、そういう姿を一緒に見てきているわけです。ですから、みなさんがこれまで辿ってきた歴史というものは、やっぱり大切にしたいと思っています。」
「今回、一時的に据置きの形をとっていますけれども、乗り越えてくれるだろうと期待しています。人件費を真っ先に削るなんてことはしていません。削るべき経費は、もうかなり削っています。最後の最後に、ここに手をつけざるを得ないという考えに基づいてやっています。」
また、病院部長は、職員に病院の経営状態を知ってもらうことが経営改善の基本であるとの考えから、現場の管理者から病院の経営状態を職員に対して説明をするよう要請すると発言しました。
夏季休暇は7月〜9月に5日。自分の休みたい日の希望を出そう!
夏季休暇は「本人の希望の日にとらせるのが基本」であり、もし7月から9月のあいだにとれなかった職員がいた場合は、「病院と組合で労使協議をすること」をあらためて確認しました。
年金制度の変更に見合う再雇用賃金の改善を!
再雇用賃金を初任給まで下げるのは、年金の支給開始年齢が65歳まで段階的に引き上げられる制度の変更に対応していない、優秀な人材が他の病院に行ってしまうと訴え、改善を求めました。
3交替も2交替も夜勤回数は「できるだけ減らしたほうがいい」
組合は、連合会9月夜勤調査の各病院の夜勤回数について、3交替と同様に2交替の夜勤回数も公表して、労使で検証をしていくことを繰り返し求めています。連合会は「夜勤回数はできるだけ減らしたほうがいい」ことは認めていますが、資料の提示については継続協議となりました。