給与改定に関する連合会代表交渉委員発言
平成28年度(2016年度)の給与改定については、現段階においては、具体的回答はできないが、平成28年度の給与改定の提案をする際には、国共病組の意見も聞きつつ、誠意をもって対応したい。
国共病組は、「本俸4万円以上の引き上げ」など、いのちと健康を守る仕事にふさわしい賃金水準、働き続けられる職場の実現を求めて、4月11日の春闘交渉に臨みました。連合会は当初、「給与は国公準拠」、「病院の経営状況を踏まえて回答する」などと繰り返していましたが、春闘にあたって、今後の賃金交渉に向けて誠意を示してほしいとの組合の要求に応え、前向きな発言を引き出すことができました。このため、4月13日に予定していたストライキは中止します。職場のみなさんのひきつづきのご支援、ご協力をよろしくお願いします。
子育て支援は「切実な要求。交渉は今後も応じていきたい」
子育て支援に関する連合会代表交渉委員発言
育児に関する勤務時間の短縮、時間外勤務の免除について、現行の3歳未満から小学校就学前までと変更することについて、国共病組から切実な要求を寄せられたと認識している。本日は双方の意見の隔たりがあったが、この点に関する交渉は今後も応じていきたい。
子育て支援制度の「勤務時間の短縮」と「時間外免除」について、対象となる子の「3歳未満」を「就学前まで」とすることを組合は要求しています。子育ての時期は「お互いさま」と職場では助け合っていますが、「時短をとっているのに人手不足で帰れない」、「定時に帰るために時短をとっている」などの実態があります。今の制度では、子どもが3歳になったとたんに定時に帰れなくなり、時間外や遅番などもしなければなりません。子育てのために病院を退職することを防ぐには制度の改正が必要です。連合会は、「非常に大事なことだと思うが、体制的に難しい」などと消極的ですが、定時に業務が終わるような人員配置がされていればこんな問題は起きません。子育て中の職員が自分の経験を活かして働き続けられることが、医療の充実につながると組合は考えます。
介護支援制度は「パンフレットを作成して周知したい」
組合は介護支援制度をもっと使い勝手のよいものにすることを求めています。また、現行制度についても、「介護休暇は対象家族1人年5日・2人以上年10日、1時間・1分単位でも利用できる」、「勤務時間の短縮あり」、「介護休業は2週間前申請だが、特別な事情は対応する」といった具体的な内容を知らない職員が多いと指摘しました。連合会は、子育て支援と介護支援をあわせたパンフレットを作成して周知していきたいと回答しました。