国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

111130 一時金2.05月、年末年始手当6,900円で妥結

12月2日ストライキ中止
組合要求実現!院内待機3月31日に廃止

11月29日の交渉で、組合と連合会は下記の協定を結びました。

  • 冬季一時金

 2.05か月(年間ベースで昨年度並み)。支給日12月9日。

  • 院内待機

 特別待機(院内待機)は2012年3月31日に廃止。院内待機手当を廃止する。
 ★実態は宿直や勤務でありながら、「院内待機」とされていたあいまいな体制を廃止するよう組合は要求し続けてきました。院内待機廃止をちゃんと守らない病院があれば指導すると連合会に約束させました。

  • 年末年始手当

 12月29日から1月3日(看護師は28日準夜勤務から1月4日朝までの深夜勤務)について、1勤務につき6,900円(前年同額)。2交替制の夜勤は2勤務扱い。

  • 非常勤職員の年末年始休暇

 12月29日から1月3日まで、6日間の有給休暇

 千早病院:137万円、東北公済病院:152万円(前年同額)

公務員準拠の賃下げ給与改定再提案なんて認めない!

 国会で国家公務員給与の審議入りのメドがたたず、連合会はようやく冬季一時金を2.05月で協定しました。もう一時金の再提案の可能性はありません。昨年の冬季一時金のように、公務員給与の引下げに伴い、4月から11月までの給与の差額分を一時金から削減するようなことは今年はなく、12月9日の支給日にはまるまる2.05月が支給されます。
 しかし、連合会は給与改定について、国家公務員賃下げ法案(給与臨時特例法案)が国会を通った場合には、「改めて回答する可能性もある」としています。震災復興に使うという口実で公務員賃下げがされても、国公準拠であるというだけで私たち連合会病院職員の給与を引下げる理由が全くありません!

9月夜勤実態調査速報(連合会調べ)

3交替制 1人平均夜勤回数 7.38回
   夜勤9回以上 14.1%(269人)
2交替制 1人平均夜勤回数 3.94回(8時間換算7.88回)

 連合会は昨年より夜勤回数は減っていると説明。平均8回以内ではなく1人8回以内となるように組合は求めています。

賃下げ確実の新給与制度の協議はこれからが本番

 職場では、「勤務評価の目標を立てていない」、「面談していない」、「看護師はラダーでいいと言われた」など、連合会だけが旗を振って、職員がついてこない状態です。これ以上職場を忙しくしないで! 勤務評価なんかで賃金や昇格を決めないで! 職場の悲鳴を無視していては、職員が病院から離れていってしまいます。しかも、5年2号俸昇給の廃止や年末年始手当・早出手当・人工透析従事手当の廃止など、賃下げ確実の新給与制度が正式提案されています。次回交渉は12月19日。協議はこれからが本番です。