国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

110727 最大25%の人は「がんばりが報われる」 残りの75%は賃下げ確実

勤務評価の目的「勤労意欲の向上」にはつながらない

 7月25日、連合会交渉がありました。組合は、勤務評価を賃金に反映するときは分布率=人数制限があり、評価どおりの賃金になるとは限らない、これでは「勤労意欲の向上」という勤務評価制度の目的に合致しないのではないか、と繰り返し指摘していますが、連合会は「最大25%の人はがんばりが評価されることで、勤労意欲は向上する」と回答しました。しかし、5年2号俸昇給やさまざまな手当が廃止されることにより、残りの75%の人は賃下げになりますね、と確認したところ、連合会は、「賃金以外にも人事配置の参考情報とするから、勤労意欲の向上になる」と言葉を濁しました。たとえば、看護師は人数が多く、25%の人が師長になれるだけのポストがありません。昇給にも昇格にも反映しない勤務評価では、勤労意欲の向上につながらないばかりか、離職者を増やしてしまうだけです。

25%は保障されるのか?「病院長が決めること」

 賃金反映の分布率を決定するのは病院長です。病院の収入は診療報酬によるものであり、職員のがんばりとは関係ありません。しかも、経営状況によって病院長がAとBの範囲を狭めてしまったら、どんなにがんばってもCしかとれないことになります。さらには、どの職種からもAが出るわけではなく、病院長がAを与えたい職種にAが偏ることが考えられます。たとえば、医師にだけ高い評価がつくこともありうるのです。他の職種はがんばってもがんばらなくてもC評価にしかなりません。

連合会はなぜ制度の目的達成度を検証しないのか?

 連合会の試行アンケートには、勤務評価制度の目的「勤労意欲の向上」についての選択肢がありませんでした。試行の目的は「制度の理解促進と課題把握」であり、十分目的は達せられたと連合会は説明していますが、制度のそもそもの目的である「勤労意欲の向上」に見合う制度かどうかをなぜ職員に問わないのでしょうか。制度の目的が達成できなければ、勤務評価を導入しても意味がないのではありませんか? それとも、「人件費抑制」という目的が達成できればそれでいいのでしょうか?

やる気を失わせる勤務評価の導入反対署名にご協力ください