国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

100518 組織強化対策会議の報告

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組合は「あきらめない」「急がない」「隠さない」(木口さん)



 5月15日(土)・16日(日)、「組織強化対策会議」を開催しました。全国から24名の参加者がありました。若い世代向けの企画でしたが、組合活動歴の長い方にも楽しんでいただけたようです。

第1日は基礎編でした。

入門講座「労働組合ってなに?」 講師・木口栄さん(医労連組織担当)

 労働基準法は経営者が守るべき法律だが守られていません。とくに年休や時間外手当など、労働時間違反が多いのに、労働者も「忙しいから仕方ないよね」とあきらめてしまう。権利は使わないとサビてしまいます。組合活動は「当たり前のこと」をちゃんとしていきましょう。
 中島書記長が組合活動をまとめました。

組合が活動している→相談がくる→職場の要求が集まる→病院と交渉する→解決する

 がんばる姿が「見える組合」になろう

経験交流会(グループワーク)「教えて!あなたの組合活動」

 4、5人ずつのグループに分かれて、職場の問題を出し合いました。「時間外の申請用紙がない」「年休がとれない」といった働く人が抱えている問題や、「組合が何をやっているか知らない」「だから人に組合加入を勧められない」といった組合活動に関する悩みなどが出されました。共通の課題が多いようです。

「読ませるビラ作り講座」 講師・市村幸恵さん(全医労)

 前半のグループワークを踏まえて、職場の問題をビラにしていかに伝えるかを考えました。講師の市村さんは北海道で看護師をしていた経験があります。「簡単ですぐ読める」「多くの人に情報が流せる」「ビラまきをすることで職員と対話ができる」。宣伝って大切ですね。

 声をかけなければその人を救えない。(市村さん)


 第2日は実践的な組合活動について考えました。

「他組合の活動を知る!講座」講師・小林愛さん(ひまわりユニオン書記長)

 東大和療育センター(重症心身障害児施設)のPTさんたちが中心に活動するひまわりユニオンは職場の過半数を占めています。「情報はすぐに伝える」「組合員への連絡はメールで」「ニュースを発行したらミニ学習会を開く」「優しい感じのポスターを作る」など、全職員に開かれた組合活動を紹介してくれました。


 友人が作ってくれたロゴ。かわいい。


 風通しのよい組合。遊びも入れて。(小林さん)

討論「これからの国共病組」

 最後に、参加者のみなさんに2日間の学習を振り返って発言していただきました。

今後の活動の中心になりそうな人たちからは……
  • 加入して3年、自分から動くことはなかったけれど、何かやってみたい。
  • ビラをすぐに作りたい。「誰か入ってくれたらいいな」ではなく、ターゲットを決めて勧誘してみます。
  • ビラまきしたことがなく、休憩室に置くだけ。毎週発行したい。
  • ビラを袋に入れて掲示板に下げておくのはいいアイディアですね。
  • 青年交流集会に参加したことがある。学んで「よかったね」で終わりではなく、自分でもビラを作ってみたい。
  • 上の人に任せっきりだった。ミニ学習会はいいと思った。
上の世代の人たちからは……
  • 若い人には「何もしなくていいよ」と加入させてきたが、反省。
  • 目に見える活動をしていきたい。
  • 若い人に何をさせよう、大変かな……と思って遠慮していた。
  • メールを使いこなすのね……。私にはできないけど、誰かができるはず。
  • 若い人たちは)早めにいろんな経験をしてほしい。行事には必ず一人連れて行くようにしています。