5月17日、職場のいろいろな問題の改善を求め連合会本部へ要請を行ないました。
要請:非常勤職員を正職員にすること!
連合会病院では、正職員と全く同じ仕事、同じ時間、結果として同じ責任を負わせて「常勤的非常勤」や「パート(7時間45分契約)」などと呼び、何年も非常勤のままにしている病院がいくつもあります。正職員にするからという約束で採用された者もいます。
宿日直も休日出勤も、オンコールも職員と同じようにシフトに組まれ、非常勤だからと責任が軽くなるわけではありません。それなのに、非常勤であるということで、住宅手当なし、扶養手当なし、病気休暇なし、5年ごと2号昇給制度適応せず、何年いても退職金もなし・・・おまけに採用時に常勤にするからと言われている者もいます。現地管理者が申請しているのに、本部が承認しないとは人道的にも問題があると強く抗議しました。
回答:「各病院からの申請はすべて認めないということはやっていない。真に必要なら認めている」????
と言いますが、私達が知る限り承認されたということは聞いていない、どこの話だと追及すると、答えず。さらに、常勤化するための条件は何かと聞くと「病院が何をしたいか、それにあった人員計画の中で総合的に判断している・・・」と言いますが、まさに必要人員として、それも不足している中で働いているのに、まるで余剰人員だとでも言うのでしょうか?
むしろ、連合会病院の経営はこの人件費節減が支えており、今年の黒字はこうした中から生れているのではないでしょうか? 引き続き、夏季交渉の課題として取り組み改善への要求をしていきます。
要請:年休くれない、残業書かせないこうしたことは法律違反行為、本部はちゃんと指導してほしい!
職場では、特に看護部では時間外は書きづらく、年休も“今月は希望しないでください”と書いたり、請求しても週休に替えられたり、勝手に入れてあるときもある。人がいないからあげられないと言われる。それは違法行為です。本部は、かねてから、忙しいことを理由に年休を付与しないということはダメだと言っているのだからちゃんと現場を指導して欲しい。
回答:研修会で指導していく
時間管理などについては、6月上旬に研修会を予定しているのでその中で十分各院長に指導していきたい。さらに、部下についても指導するよう周知する。育児支援など環境整備についても、6月の制度改正について近々提案したい。それによってパンフレットも改正予定。そうしたものを介して十分病院に対し周知をはかりたい。
要請:労働条件に関する資料、年休の取得状況など資料を請求した場合は提出して欲しい
病院で交渉する際に「年休取得状況」や勤務表を資料としてもとめることがあるが、出す必要はないとか出さないとか言う病院があるが、労働条件に関して、労使交渉に必要な資料は提出するよう現地を指導して欲しい。広島で年休取得状況を聞くと、「出さない」とのことだし、虎の門では勤務表(名前不要)の提示を求めても出さないと言う。休暇は取ってるという証拠にはならず、勤務表は労働時間や夜勤回数、勤務実態がわかる労働条件そのものなのに提示しないのは問題なので、指導するよう要請
回答:実情に応じて対応をはかっていただくもの、本部がこの資料は出せとか指示するものではないのでは・・・
いずれにしても、現地でよく話し合っていただきたい。本日名前の挙がった病院には話があったことを伝えたい。
その他、
- 退職金を分割払いしている病院があるが、それはどうなのか?
本人が請求したら1ヶ月以内に全額支払わなくてはならないということは認めたうえで、「分割は本人の同意があったと聞いている」。
「経営上厳しい、話としては受け止めたい」
- 斗南の看護助手が業務委託だが、看護師の指揮命令で動く看護助手の委託は偽装請負にあたるのでは?
「実態を調査したい」
- 枚方公済で看護師が不足しているために手術室が5室稼働しないと言う話だが離職が多いという問題があるのでは?
「実情を調べてみる」
- 介護職員処遇改善給付金を一時金でなく基本給に入れるよう指示を要請。
「政策的に今後も続く見通しがないので一時金として配分したい」
多くの支部から、常勤的非常勤の職員化を認めない連合会本部への怒りがわき上がっています。
6月の交渉でも引き続きこの問題は取り上げます。職場の非常勤職員も是非一緒に運動に参加しようと声をかけてください。