手術室だけなぜ“院内待機”なの?
手術室の長時間労働や夜間労働も改善して!
私達は準夜勤務のあとも翌朝まで拘束されるけど、それは「院内待機」らしいの。でも、それって、当直や日直と違って法的な規制がないのよね。手当も値切られてる?
深夜にかかる手術だってあるし、あとかたづけなどでものすごい長時間労働! そのあとの日勤は死にそう〜。だから明けには年休を使うしかなく、年休がなくなるのよね〜。
国共病組の調査で、手術室で、当直や交替制でなく連合会独自の「院内待機」という扱いにしている病院があることが判明しました。「院内待機」というのはどんな勤務実態を指すのかと連合会に聞いても答えられませんでした。
法律で、当直は週1回、日直は月1回と回数制限があり、宿日直室の確保など環境の整備などの指針があります。さらに日常業務が常態化していれぱ当直とは認められず「勤務」として、人を配置しなけれぱなりません。その基準も法律で示されています。院内待機が「手待ち時間」なら、その時間丸ごと時聞外手当の対象となります。どれにもあてはめないのは脱法行為とも言えます。
院内待機料は当直料より低く設定されています。平日の場合4500円、日曜でも最高6200円で、院長が特別に認めた場合のみ当直料と同じ額の7740円となっています。、