国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

2交替・長時間夜勤反対!(1)「8時間労働制」を崩すことは認められない

「8時間労働制」を崩すことは認められない

 1日・1週間の労働時間の制限は、賃金改善と並んで労働組合の基本課題です。資本主義が発展する中で、労働運動は人間らしい生活を求め、労働時間を制限させるため、政府や資本家と数世紀に渡って闘ってきました。5月1日メーデーの合言葉は「8時間の労働、8時間の睡眠、8時間の自由時間」。その闘いの到達点が「8時間労働制」です。日本では戦前、労働運動は過酷な弾圧を受け、敗戦後にようやく労働基準法で8時間労働制を実現させたのです。16時間にも及ぶ長時間労働は、多くの犠牲の上に勝ち取られたこの権利を台無しにし、歴史の針を200年前に戻すものです。時短を要求こそすれ、延長などとんでもありません。

二交替制を合法化する“抜け穴”「1ヶ月単位の変形労働時間制」とは?

 8時間労働制に縛られず、もっと自分たちの思うように労働者を働かせたい財界の要求で87年から導入された制度。労働時間が一ヶ月平均して一日8時間、週40時間になればよい、一日・週労働時間の上限も定められていない、という8時間労働の“抜け穴”であり長時間労働⇒「過労死」の温床の一つ。

労働時間制限の歴史

1833年  12時間法(イギリス)⇒初めて法律で一日の労働時間が定められた
1847年  10時間法(イギリス)
1866年  国際労働者協会、8時間制を要求
1886年  米シカゴで8時間制求めゼネスト
1890年  第1回メーデー
1916年  日本、工場法(11〜13時間法)
1917年  ロシア革命、8時間労働制実施
1918年  スウェーデン、ドイツで8時間制
1919年  ILO第一号条約、8時間制定着へ
1926年  日本、工場法改正(10時間法)
1927年  ソ連、7時間制へ
1935年  ILO第47号条約で週40時間移行促進
1936年  フランス、ゼネストで週40時間に
1947年  日本、労働基準法(8時間制)
1997年  日本、週40時間制
⇒16時間労働は歴史の進歩に逆行