国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

2交替・長時間夜勤反対!

◇労働運動の歴史的成果=「8時間労働制」のなし崩しは認められない
◇16時間夜勤は、看護師の健康、患者の安全を脅かす
◇労働時間延長でなく3交替制の改善、夜勤労働者の労働時間短縮こそ必要



 このリーフレットは、「2交替・長時間夜勤」に組合がなぜ反対なのか、議論と理解を深めてもらうために作成しました。タダでさえ健康に有害な夜勤が、これまでの倍の時間連続して行われれば、看護師の心身をより蝕むこと、医療安全への大きな脅威になることは、このリーフレットで紹介した様々な調査報告からも明白であると考えます。厚生労働省は、長年に渡る医療費抑制策の結果としての看護師不足、その根本的解決から目をそらすために、また病院経営者たちは人件費抑制のために、90年代前半から様々なメリット論を振りまいて導入を進めてきました。組合員の中にも2交替を希望する声があることは承知していますが、現在の慢性的人員不足からくる3交替制勤務の過酷な現状(日勤ー深夜勤務、夜勤回数や残業の多さ等々)の抜本改善こそ検討されるべきであり、2交替・長時間夜勤はその解決策にはなりえません。このリーフレットをきっかけに、2交替反対にとどまらず、3交替夜勤改善、夜勤者の時短を議論し、要求化していきましょう。

内容

(1)「8時間労働制」を崩すことは認められない

  • 2交替制を合法化する“抜け穴”「1ヶ月単位の変形労働時間制」とは?
  • 労働時間制限の歴史―16時間労働は歴史の進歩に逆行


(2)長時間夜勤は看護師の心身をむしばむ

  • 夜勤そのものが健康に有害
  • 疲労もストレスも高くなる
  • 睡眠のバランスはより崩れる


(3)長時間労働は医療事故リスク拡大、患者の安全も守れない

  • 労働時間12時間以上で過誤の発生率が3倍に
  • 13時間連続夜勤で泥酔状態同様に
  • 個人だけでなくチームの安全チェック機能が低下する
  • 勤務後の自動車帰宅もより危なくなる


(4)2交替・長時間夜勤は国際労働基準違反、禁止を!

  • 16時間夜勤は国際的非常識
  • 3交替制の改善・夜勤交替制勤務者の労働時間短縮こそ真剣に検討すべき


この学習リーフの印刷用PDFはこちらからダウンロードできます。
http://www.kokkyobyoso.com/oshirase/g1004chojikanNO.pdf