国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

151214 絶対に止めよう! こんなの間違っている! 非常勤「5年雇止め」の就業規則

連合会が非常勤職員就業規則変更でやろうとしていること

1.基本的に、みんな5年で雇止め

非常勤職員全員に「更新は5年以内」で契約をさせて、あらかじめ「5年雇止め」を受け入れるように約束をさせます。

2.2013年4月1日に働いていた人は、2018年3月31日で雇止め

法律が施行された2013年4月1日から5年後の2018年3月31日で雇止めです。2013年4月1日より前から働いている方も同じように扱われます。


3.「院長が認めた者」(=病院が選んだ人)だけは「無期転換」して6年目以降も働ける

1年間または半年間の「有期契約」の更新を繰り返して働く形から、「無期契約」でずっと働く形に変えることを「無期転換」といいます。もちろん、病院が選んだ人が「0人」ということもありえます。


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5年無期転換ルールは「雇用の安定化」のためにできた法律です(改正労働契約法第18条)。
 法律では、有期契約が5年を超えた労働者が無期転換の申込みをすると、使用者はそれを承諾したことになります。申込みをしなければ、そのまま有期契約を続けることができます。

ところが連合会は法律の趣旨に反して「5年雇止め」に使おうとしています。連合会は法律どおりにしないで、契約時に「5年上限」を定めて、労働者に「無期転換の申込権」を与えないうえに、6年目以降の有期契約の更新も奪おうとしています。こんなことは間違っています!


「非常勤職員の多い、少ないは関係ない」
と秋闘交渉のときに連合会は言いましたが、現場にどれだけの影響があるのか本当に考えているのでしょうか。資格をもっているのに低賃金で雇われ、20年、30年と働き続けて、一緒に医療を支えている仲間が連合会病院には何百人もいます。雇止めされたら、本人も困りますが、仕事が回らなくて現場も困るのではありませんか?

「この人、有期ならいいけど無期はちょっとな…という方にやめていただきたい」というたいへん失礼な発言もありました。無期契約の場合は、使用者は「雇用の維持の責任」があるということです。では、有期契約なら、いつでも雇止めできる、責任をもたなくていい、使い捨ての労働者だということでしょうか?

 組合は11月16日に就業規則変更に反対する意見書と要求書を提出して連合会に労使協議を申し入れましたが、いまだに回答がありません。連合会は「施行日2016年1月1日」を延期して、速やかに協議に応じなさい!!